2019-06-06

終活アドバイザーの資格は独学で取れる?【手順や合格率も】

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終活アドバイザーの資格は独学で取れる?【手順や合格率も】

この記事の目次

「終活アドバイザー」という資格はご存知ですか?

終活ブームが起こっていますが、どういう風に始めたらいいのか分からない…というお悩みを抱えている方は多いものです。

終活アドバイザーは、そんな方たちの手助けができる資格です。

今回は終活アドバイザーにはどうやってなるのか、独学でも資格が取れるのかということについてご紹介していきます。

終活アドバイザーとは

終活アドバイザーとは、専門の協会が運営している民間資格です。

検定試験に合格して協会に入会することで、終活アドバイザー認定を受けることができます。

終活アドバイザーの主な活動は、終活に悩む人たちの相談に乗ったり手助けをすること。

将来、自分が終活をする時にも困らないとても便利な資格です。

終活アドバイザーになったらできること

終活アドバイザーは国家資格ではないので、ダイレクトに職業として成立してはいません。

ただし、できることはたくさんあります。

  • 終活に関するお悩み全般に答える
  • エンディングノートの書き方指導
  • 自治体窓口への同行と手続きのお手伝い

最近は、40~50代の若い方も終活に興味を持っています。

友人との付き合いや趣味のコミュニティなどで、いつでも終活に関する相談に答えられるのは嬉しいですよね。

保険や相続の手続きなどで自治体窓口へ訪れる方に同行して、手助けをすることもできます。

自分で終活に関するビジネスを立ち上げることも可能なので、取っておいて損はない資格です。

終活アドバイザーと終活カウンセラーの違い

終活アドバイザーの他に、「終活カウンセラー」という資格もあります。

どちらも民間資格ですが、別の協会が運営しているので講座の内容や値段は異なります。

一番大きな違いは、取得方法とかかる費用です。

終活アドバイザーの方がやや実務的な内容で、終活カウンセラーは心理的な悩み相談が中心なのも特徴です。

終活アドバイザーの資格を取る手順

終活アドバイザーになるには、ユーキャンの講座へ申し込むことが必須です。

講座代は3,5000で、3冊のテキストと1冊の実践エンディングノートが届きます。

終活アドバイザー講座で学べることの一覧です。

  • 終活の概要
  • エンディングノートの書き方
  • 資産の整理方法
  • 金融資産や不動産
  • 年金
  • 公的医療や公的介護保険
  • 高齢者の施設
  • 高齢期の医療や介護問題
  • 相続
  • お葬式やお墓の知識

終活に関する知識だけでなく、お金のことや介護のことまでかなり幅広いのが特徴です。

特に、資産や年金の管理などは難しく、困っている人がたくさんいます。

将来の自分のためにもなるので、ぜひ勉強しておきたいですよね。

講座は、月に1回添削課題を提出して、4ヶ月目にマークシート式の検定試験を受け合格すれば終了です。

終活アドバイザー協会に入会金4,000円と年会費6,000を支払うと、全ての手続きが完了します。

協会にも正式に登録されるので、「終活アドバイザー」として活動を開始できます。

終活アドバイザーの資格まとめ

  • 費用:35000円+4000円+6000円=45000円 (2年目からは年会費6000円のみ)
  • 取得までの期間:4~8ヶ月
  • 全てオンラインで取得可能

終活カウンセラーの資格を取る手順

終活カウンセラーの資格は、3種類あります。

  1. 初級終活カウンセラー
  2. 上級終活カウンセラー
  3. 終活カウンセラー上級インストラクター

それぞれ講座内容や、かかる費用は異なります。

  • 初級:受験料9,970円+協会への会員登録料月400円
  • 上級:受験料39,960円+事前審査費2,160円
  • インストラクター:受験料250,000円

初級だけならそんなに費用はかかりませんが、インストラクターの受験料はかなり高額です。

上級は初級に合格してからでないと受験できないので、要注意。

また、テキストの勉強は自宅でできますが、試験は決まった各会場まで足を運ばなくてはいけません。

将来、終活カウンセラーを育てるインストラクターとして本気で活動したいという方は、こちらの資格がおすすめです。

終活カウンセラーの資格まとめ

  • 資格の種類は3種類ある
  • 全て取得すると約30万円の費用がかかる
  • 試験は会場で受けなければならない

終活アドバイザーの資格は独学で取れる

結論から申し上げますと、終活アドバイザーの資格は独学で取得できます。

講座に申し込むと勉強から検定試験まで、全て自宅で行うことができるからです。

独学でも資格の合格率はほぼ100%と、難易度は大変易しくなっています。

一度不合格になっても、8ヶ月のサポート期間内であれば何度でも試験を受け直せるという特徴もあります。

また、終活アドバイザーには相性の良い資格がいくつかあります。

  • FP
  • 行政書士
  • ケアマネージャー

終活では、お金の問題に必ず向き合わなくてはいけません。

FPは金融関係のプロなので、高齢者が抱いている保険や年金などの疑問に対して、適切にアドバイスができます。

行政書士は、複雑な遺言や相続の手続きを教えられるのがメリット。

終活をしている人にとって、遺言や相続に関する問題は深刻です。

すでに行政書士の資格を持っている人は、終活に特化することで同業者との差別化をはかることも可能になります。

最後に、ケアマネージャーも終活アドバイザーとの相性は抜群です。

ケアマネージャーは介護のプロで、常に高齢者に寄り添う仕事。

高齢者からの相談で一番多いのが、葬儀や相続に関する相談だそうです。

終活アドバイザーの資格と知識があれば、これらの相談にも適切な答えが出せます。

介護問題だけでなく、将来の相談にしっかり乗ってくれる頼れる存在になれるのがポイントです。

自宅で資格を取りたいなら終活アドバイザーがおすすめ

勉強から受験まで、全て自宅で行いたい方は終活アドバイザーの資格がおすすめです。

受験期間も8ヶ月は保証されているので、家事や育児で忙しい方もご自分のペースで進めることができます。

本業がある方も、隙間時間を使って講座の勉強は十分可能です。

今持っている資格と組み合わせるためや、将来の自分のためにコツコツと終活の知識を学べます。

終活カウンセラーに比べると、かかる費用が安いのも嬉しい点です。

仕事としてというより、ご自分の知識を深めるために資格を取得したい方に、終活アドバイザーはぴったりです。

終活アドバイザー協会に加入するメリット

終活アドバイザーの検定試験に合格したら、専門の協会に入会しなくてはいけません。

入会金と年会費がかかりますが、メリットはたくさんあります。

終活アドバイザー協会に加入する5つのメリットをご紹介します。

1.正式な会員証が貰える

協会に入会する一番のメリットは、「終活アドバイザー」を正式に名乗れるということ。

会員証が貰えるので、名刺代わりに使ったり資格証明書として活用したりできます。

特に、自分で終活に関するビジネスを立ち上げたいと考えている人には必要不可欠。

民間資格だからこそ、正式な会員証があるとお客様は安心して、あなたに仕事を依頼できます。

2.会員誌を無料で購読できる

協会会員になると、無料で会員誌が購読できます。

定期的に発行される会員誌の主な内容はこちらです。

  • 終活に関する旬な情報
  • 終活アドバイザーとして役立つ知識
  • NPO法人「ら・し・さ」の活動報告

毎号、新しい情報が盛りだくさんで充実した内容になっています。

NPO法人「ら・し・さ」とは、終活の専門家集団のことです。

終活アドバイザー協会の立役者で、終活に関する知識を広めたりオリジナルのエンディングノートを作成したりしています。

終活のプロが集う集団なので、いつでも最先端の情報と知識をここから得ることができるのです。

3.終活セミナー等へ優待料金で参加できる

NPO法人「ら・し・さ」は、定期的に終活に関するセミナーを行っています。

最新の情報を直接聞いて、学べる機会はなかなかありません。

協会に入っているとこのセミナーに、優待料金で参加できるという特典が。

終活アドバイザーはまだまだマイナーな資格なので、仲間を作りづらいのがデメリットです。

セミナー参加者は全員、終活アドバイザーの資格保持者。

有益な情報を学べるのはもちろん、他の参加者と交流ができるのも嬉しいところですよね。

4.「ら・し・さノート」をお得な価格で購入できる

NPO法人ら・し・さは、オリジナルのエンディングノートを販売しています。

その名も「ら・し・さノート」で、通常1冊500円で購入可能

このノートを協会会員は、お得な割引価格で購入できます。

ら・し・さノートの特徴は、自分史とエンディングノートの両方の役割を担ってくれること。

目次は、大きく分けて3つに分かれています。

  • ライフプラン…自分史、家族や友人へのメッセージ、医療や介護の希望
  • 資産…お金に関する情報(年金や保険、資産についてなど)
  • ラスト・プラン…残りの人生、死後のお葬式などに関する希望

このノートは目次がはっきりと分かれており、記入するべきことが明確になっています。

エンディングノートを0から自分で書くのは、とても大変な作業。

終活アドバイザーとしておすすめするなら、ら・し・さノートが最適です。

会員はお得に購入できるので、家族や友人にプレゼントしたりビジネスに活用したりと使い道はたくさんあります。

5.会員ページにログインして情報を閲覧できる

終活アドバイザー協会には、会員だけがログインできるページがあります。

このページには、終活に関する有益な情報がたくさん掲載されているのが特徴。

困った時の、手助けになってくれます。

また、セミナーに参加できなかった人のために、内容を詳しく掲載してくれることも。

地方にお住まいの方や、金銭的事情で参加できない人も安心です。

終活アドバイザーになって悩める人の手助けを【まとめ】

終活アドバイザーになる一番のメリットは、友人や両親など身近な人の手助けをできることです。

講座内容は終活だけでなく介護や保険に関することもあるので、実際に役立つ知識をつけることもできます。

ユーキャンで気軽に取得できる民間資格なので、興味のある方は下のリンクからぜひ挑戦してみて下さいね♪

▼終活ライフケアプランナーについてはこちら
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