2019-06-06

終活における年賀状の書き方のマナーと文面の例をご紹介

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終活における年賀状の書き方のマナーと文面の例をご紹介

この記事の目次

「終活年賀状」という言葉をご存知ですか?

終活といえばエンディングノートが有名ですが、活動の種類はそれだけではありません。

終活には、断捨離が欠かせません。

対象はものだけでなく、習慣や人間関係などさまざまです。

終活年賀状を作成すると、年賀状を書くという大変な作業や不要な人間関係を断捨離できます。

今回は終活年賀状を送りたい方に向けて書き方やマナー、心構えなどについてご紹介させていただきます。

終活年賀状とは?

終活年賀状とは、毎年送っている年賀状を辞退する旨を伝えるものです。

年賀状を送る習慣のある人は年々減少していますが、年配の方の間ではまだまだ続いている大切な文化です。

しかし、毎年数十枚の年賀状を書いて送る作業は、簡単なことではありません。

思い切って年賀状を出すのを辞めてしまうというのも、終活の一環としておすすめです。

人間関係の整理をする

終活年賀状を出そうと思うきっかけの一つによくあるのが、人間関係を整理したいという欲求です。

「毎年出してきたから」という理由で、もうほとんど交流のない方にも年賀状を送り続けてはいませんか?

決して悪いことではありませんが、人間関係の断捨離は終活の重要な項目です。

必要以上の人間関係を持つことは、心身のストレスに繋がります。

残りの人生を本当に大切な人たちとだけ過ごすという覚悟が、あなたの残りの人生を一層輝かせてくれます。

年末を気兼ねなくゆっくり過ごすために

若い頃は何枚でも手書きで書けた年賀状も、歳を重ねると大変な作業になってきます。

年の瀬になると年賀状のことで、少し憂鬱な気持ちになってはいませんか?

年賀状は本来、お世話になった方へ感謝の気持ちを伝えて、新年の挨拶を気持よくするためのものです。

作業に追われて手を抜いてしまうと、本末転倒になってしまいます。

年末を気兼ねなくゆっくり過ごすためにも、思い切って終活年賀状を出すことを考えてみるのがおすすめです。

終活年賀状の書き方のマナー

終活年賀状を送るときに一番大切なのは、受け取る相手を思い遣ることです。

毎年送っていた年賀状を出すのを辞めるという宣言は、場合によっては感じ悪く捉えられてしまうことがあります。

明確なマナーはありませんが語弊のないように心を込めて、誠実な文章を綴るようにしましょう。

なるべく手書きにする

最近は年賀状をパソコンで作成したり、文字の入っているものをそのまま送ったりすることが増えていますよね。

終活年賀状では、自分の気持ちが少しでも相手に伝わるように、なるべく手書きにすることをおすすめします。

既存の文章だけではどうしても、冷たい印象を与えてしまうからです。

とはいえ、数十枚の年賀状の全ての文章を手書きで綴るのは大変なのも事実。

そういう時は出来合いのデザインの年賀状に加えて、一文だけで手書きで書くのもアリです。

前向きな宣言だと理解してもらうためにも、なるべく手書きであなたの想いを認めてみてくださいね。

マイナスな言葉を使わない

終活年賀状では、「今年を最後に年賀状を出すのは辞めます。」という旨を上手く伝える必要があります。

ただし、マイナスな言葉を使うのはNG。

新年の挨拶も兼ねているので、なるべく直接的なマイナス表現は避けて、柔らかい雰囲気の書き方を心がけます。

  • 「辞める」→「遠慮させていただく」
  • 「最後」→「今年限りで」

少しの工夫で、伝わる印象には大きく差が出ます。

冷たい印象にならないように、言い回しを工夫してみましょう。

理由をきちんと述べる

なぜ年賀状を辞めようと思ったのか、理由をきちんと書くことは相手への礼儀です。

こちらも直接的な表現をしてしまうと、嫌な印象を与えてしまいます。

理解を得やすい、よくある理由はこちらです。

  • 高齢になり、読み書きが難しくなってきたから
  • 還暦や傘寿など、節目の年齢を迎えたから

どちらも同年代の方に共感してもらえる、好印象な理由です。

相手を不安にさせないためにも、理由はしっかりと書いておきましょう。

終活年賀状の例文

終活年賀状は、まだあまり浸透していません。

そのため、どういう風に書いたらいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

重要ポイントを抑えた、例文をご紹介させていただきます。

最初の挨拶は丁寧に

終活年賀状も、新年を祝うはがきであることに変わりありません。

まずは新年の挨拶を行なって、柔らかい言い回しで年賀状を辞める旨を伝えます。

新年、あけましておめでとうございます。昨年は、大変お世話になりました。

毎年の年賀状ですが、還暦を迎えたことを機に、今年限りで失礼させていただきたいと思います。

個人的なお礼やエピソードなどがあれば先に書いて、辞める旨は最後に伝えても構いません。

文章が不自然にならないように、手紙を書くつもりで気楽に綴ってみてくださいね。

最後は感謝の気持ちで締める

新年の挨拶や理由を述べたら、最後は感謝の言葉で締めくくります。

長い間、賀状にて新年のご挨拶を賜わりありがとうございました。

今後も変わらぬお付き合いをお願い申しあげるとともに、皆様のご健康とご活躍をお祈りしております。

終活年賀状を送ったからといって、付き合いを全て絶たなくてはいけない訳ではありません。

今後のことを考えながら、感謝の気持ちはしっかりと伝えるようにしましょう。

 

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