2019-06-06

相続時精算課税制度とは?【簡単に解説】

この記事を読むのに必要な時間: およそ2分
相続時精算課税制度とは?【簡単に解説】

この記事の目次

「財産を引き継ぐ時に少しでもお得にする方法は無いの?」
「相続時精算課税制度について詳しく知りたい」
このように、財産の相続や贈与について、疑問に思った経験はありませんか?
今回の記事では、相続時精算課税制度について詳しく解説するとともに、少しでもお得に財産を引き継ぐ方法について解説していきたいと思います。
この記事を読むことで、お得に財産を引き継ぐことができるようになりますよ!

相続時精算課税制度とはどんな制度?

贈与税や相続税について考える機会は多いと思いますが、相続時精算課税制度という制度を知っておくことで、場合によってはお得に相続を済ませることができます。
相続時精算課税制度という名前から、相続人が亡くなってから利用する制度だと思われがちですが、実際は相続人が亡くなる前の贈与額も含めて相続税額を計算するという方法なので、生前の贈与も関係してくるのです。
相続時精算課税制度は、20歳以上となっている子供や孫が選択することで利用できる制度で、その人の父母や祖父母から財産を生前に贈与された金額と、死後に相続した金額から計算した税額から、すでに支払った贈与税額を控除してもらう制度です。
亡くなった後にすべての財産を相続することになると、贈与税よりも相続税の方が高くなってしまいます。
そのため、贈与を受けるものの価額が同じだとすると、相続税よりも贈与税の方がお得だということになるのです
また、従来の贈与では、贈与額から基礎控除額の110万円を引いた金額に累進税率を掛けることで計算していたため、贈与額が増えれば増えるほど贈与税額も累進的に増えてきていました。
しかし、相続時精算課税制度を利用することで、贈与額の合計から2,500万円を引いた額に一律20%を掛けた金額が贈与税額となるのです。

相続税よりお得になる?相続税の方が安くなった場合は?

このように相続時精算課税制度は、2,500万円の控除額があるので、一見お得なようにも見えますが、実際に相続を受けた時に計算してみると、相続税の方が安かったという場合もあります。
そのような場合は相続時精算課税制度を利用したことで、損をしてしまうのでしょうか? 
最終的に財産を相続した時の相続税額は、その税額から以前納めた贈与税額を引くことで求められるのですが、収めた贈与税を含めて結果的に相続税の方が安くなってしまった場合は、その差額を還付してもらうことができるので、安心して利用できる制度となっています。

相続時精算課税制度を利用してメリットあるの?

それでは相続時精算課税制度を利用するメリットはどこにあるのでしょうか?
相続時精算課税制度を利用するメリットは以下のようなことです。

1.2,500万円の控除額がある
2.限度額に達するまで何度も利用できる
3.贈与税が相続時に清算される

これらのメリットを理解しておくと、相続時精算課税制度を利用する際の参考になりますよ!
ここからは相続時精算課税制度のメリットについて詳しく解説していきたいと思います。

1.2,500万円の控除額がある

相続時精算課税制度を利用する1つ目のメリットは、2,500万円の控除額があることです。
先ほども解説したように、通常の贈与税は贈与額に110万円の基礎控除をした金額に、累進課税の税率を掛けて計算する必要があります。
しかし、相続時精算課税制度では、2,500万円に達するまでは贈与税の計算がされないことや、2,500万円を控除した金額に一律20%を掛けた金額が贈与税になるので、通常の相続税よりも安くなりやすいのです

2.限度額に達するまで何度も利用できる

相続時精算課税制度を利用する2つ目のメリットは、限度額に達するまで何度も利用できることです。
通常の贈与では、1年単位で贈与税額を計算して税金を納める必要があります。
そのため、場合によっては毎年贈与税を納めなければならず、税額が負担になってしまう可能性があるのです。
相続時課税制度を利用すれば、贈与額が2,500万円になるまで贈与税が計算されることはないので、年をまたいで贈与を行った場合でも、2,500万円に達していなければ、贈与税を計算する必要がないということになります。

3.贈与税が相続時に清算される

相続時精算課税制度を利用する3つ目のメリットは、贈与税が相続時に清算されることです。
通常の贈与税は、贈与税額が確定したら税金を納めなければなりません。
しかし、相続時精算課税制度を利用すると、計算した贈与税額は相続時に精算されるので、贈与を受けた時に納税する必要がないのです
そのため、相続するまでに納税の負担がないことや、相続税の方が安くなった場合に、差額を還付してもらえるので、この制度を利用しておく方が良いこともあります。

まとめ

今回の記事では相続時精算課税制度について詳しく解説してきました。
この制度は、贈与を受ける側が選択することで利用できる制度なので、贈与を受ける人によって制度を利用するかしないかを選ぶことができます。
お得に財産の引渡しができるように、今回の記事を参考にしてみてくださいね。 

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