2019-06-06

お葬式で受付を頼まれたら?挨拶の仕方や仕事内容について

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お葬式で受付を頼まれたら?挨拶の仕方や仕事内容について

この記事の目次

お葬式へ参列するとまず向かうのが受付ですが、受付をする立場になることはそうありません。

そのため、お葬式の受付をする際のマナーについては、ほとんどの人があまり詳しく知らないのではないでしょうか?

そこで今回は、受付を頼まれたら注意したいマナーや、知っておきたい仕事内容などについてまとめました。

1.受付係はなぜ必要?担当するのは誰?

受付係が必要なのは、遺族・親族が葬儀の準備や弔問客の応対に忙しいからです。

また受付を任されるのは、遺族・親族の知人や会社の関係者、近所に住む方などが一般的といえます。

受付係は遺族の代理ともいえる役割で、非常に重要です。故人を悔いなく悼むためには受付を担当する方が必要ですので、遺族から声がかかればなるべく断らないのがマナーといえるでしょう。

2.受付係の役割と仕事の流れ

挨拶の仕方やその他注意点も含めて、時系列でご紹介します。

受付の役割

内容

備考

1.準備

●葬儀社スタッフに受付の仕方を教えてもらう。

●芳名帳と筆記具を受付台に準備しておきます。

●弔問客が少ないうちに、受付係も焼香を済ませておきます。

●弔問客から、駐車場の場所、トイレの場所、式の開始時刻や遺族がいる待合室などを訊かれることがあるので、答えられるようにしておきましょう。

2.受付のあいさつ

●受付台の前で弔問客を迎え、弔問に来てくださったことに対するお礼を述べます。

お礼の言葉の例:

「ありがとうございます」

「本日はお忙しい中、お越しいただきましてありがとうございます」など

 

雨や雪の日には、「足元の悪い中お越しいただきありがとうございます」などがよいでしょう。

●受付は葬儀を主催する立場ですので、立ち居振る舞いに気を配る必要があります。雑談などは極力避けるのがよいでしょう。

3.お香典を受け取る

●弔問客が香典を差し出した場合は、「お預かりいたします」といって香典を両手で受け取り、一礼します。

 

●近年増えている香典辞退の葬儀の場合、「恐れ入りますが香典辞退とさせていただいておりますので」と断りましょう。どうしても渡したいようであれば遺族に直接渡すよう案内するのがよいでしょう。

 

4.芳名帳に記帳してもらう

●弔問客に名前を記帳してもらいます。

「恐れ入りますが、こちらにお名前とご住所をお願いいたします」

または、「お名前とご住所をいただけますでしょうか」

などといって記帳を促しましょう。

 

5.返礼品を渡す

●記帳が終わったら「ありがとうございます」と述べながら、返礼品を渡しましょう。会葬礼状を同封する場合もあるので、事前に準備しておきます。

香典を受け取った場合は、香典返しも渡します。ただし、香典返しを準備していない葬儀も増えているので、スタッフに確認しておきましょう。

●場合によっては葬儀社スタッフが通夜式後に配ってくれることがあります。事前にスタッフから説明があるはずですので、確認しておきましょう。

6.大きな荷物を預かる

●遠方からの弔問客はキャリーケースなどを持っていることもあります。上着なども含め、参列の邪魔になるような大きな荷物は預かります。

 

●規模が小さければ必要ありませんが、大規模な葬儀の場合は、番号札と引き換えに荷物を返すといった取り間違いを予防する工夫が必要です。また、貴重品の預かりは「恐れ入ります。貴重品はお手元にお持ちください」と述べる

などして、断りましょう。

7.式場へ案内する

●式場へ案内します。

小さな式場の場合:

「どうぞ式場へお進みくださいませ」

大きな式場の場合:

「告別式はあちらで行います。入口で靴を脱いでまっすぐお進みください」などと案内しましょう。

 

●大きな葬儀場の場合は、受付係とは別に案内係を決めておくとよいでしょう。

8.香典を会計係に渡す

●弔問客が目の前を立ち去ったら、会計係に香典を渡します。

 

●会計係は主に受付の後ろで作業をします。計算や香典袋に下の名前を書き込むなどしますが、弔問客に見えないよう後ろ向きで行う場合や隠して作業がしやすい受付台の場合は正面を向いて作業をします。

●お香典は現金ですので、取り扱いに注意しましょう。

 

開式後

●儀式の途中に遅れてやってくる弔問客もいるため、受付台の前で応対します。

●受付係は基本的に場内の席に座ることはありません。

 

以上が一般的な流れとなりますが、葬儀社のやり方などによっても内容は変わってきます。分からないことは葬儀社スタッフに訊くのが一番よいといえるでしょう。

地方のコミュニティに属していれば、受付担当の方々に交じって受付の仕事を教えてもらうこともできます。

そのほか、葬儀の規模や葬儀会場の構造によっては、葬儀社スタッフが受付を行ってくれる場合があります。必ずしもなければならない役割というわけではないということも、覚えておくとよいでしょう。

3.香典辞退の葬儀で香典を差し出されたときの対応の仕方

香典辞退の葬儀の場合は、受付係は香典を受け取りません。しかし、近親の関係者でどうしても香典を渡したい場合もあります。

その場合は、「お香典は辞退させていただいておりますので」とうまく断った後で、「直接ご遺族様にお渡しいただければ、問題ないかと思いますので」などといって遺族のもとへ案内するのがよいでしょう。

弔問客の負担や香典返しの手間を考えて香典辞退とする遺族が増えており、とくに関西では全体の8割にも上るといいます。今後増えていくことが予想されるので、対応の仕方を覚えておくとよいでしょう。

まとめ

お葬式の受付係を担当することはそうありませんが、今後任されることがあるかもしれません。

その時は、受付係としての役割をしっかりと果しましょう。仕事内容とマナーを把握していれば、遺族の負担を減らし、故人を悼む気持ちに集中させてあげることができますよ。

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