2019-06-06
正しいお墓の掃除方法と頻度は?おすすめの手順と道具をご紹介!
この記事の目次
お墓の掃除は、ご先祖様に感謝の気持ちを伝える大切な習慣です。
年末やお盆、お彼岸の時期に行うのが一般的ですが大切なのはあなたの気持ち。
おすすめな頻度や時期はありますが、絶対にこの日でなくてはいけないというのはありません。
また、掃除方法についても気になるところ。
いつも何となくでやっているけど、合っているのか不安…そんな方も多いのでは?
今回は、お墓の掃除方法と頻度について詳しくご紹介していきます!
お墓参りと掃除の頻度
お墓参りと掃除の頻度に、決まりはありません。
毎日でも年に1回でも、構わないのです。
大切なのはあなたの気持ちなので、感謝の気持ちを伝えたくなったタイミングで行くのがベストです。
年末やお盆、お彼岸の時期がおすすめ
一般的なのは年末やお盆、お彼岸のタイミングです。
この時期に帰省をして、お墓参りや掃除がセットで習慣になっているという人も多いのではないでしょうか。
お墓の掃除は、ご先祖様に日頃の感謝と供養を伝えるための行為。
年末に行えば1年を振り返っての近状報告や、感謝の気持ちを伝えることができます。
お盆やお彼岸の時期はお墓用に売ってあるお花やお供え物、専用の掃除道具の種類も多いので準備がしやすいのもおすすめな点です。
毎日でも年に1回でもいい
お墓が近所にある年配の方の中には、毎日お参りに行くという人もいます。
掃除の頻度も多く、行く度に手入れをしているという人も。
行きすぎてはいけないということはありませんが、そんなに頻繁に行かなくても大丈夫です。
年に1回でも、きちんと感謝の気持ちを伝えられれば問題ありません。
ただし、お墓の周辺や墓石は意外と汚れやすいもの。
最低でも年に1回はお参りをして掃除をしてあげられれば、ご先祖様は喜んでくれるはずです。
お墓の掃除方法
お墓の掃除方法は教わる機会がないので、意外と知らないことの一つです。
自己流でも構いませんが、墓石を傷つけないように要注意。
お墓掃除に使う道具と手順を、ご紹介します。
お墓の掃除に使う道具まとめ
- ほうきとちりとり
- ゴミ袋
- 濡らしたタオル
- 乾いたタオル
- 柔らかいスポンジやたわし
お墓の周りは、落ち葉や枯れ木でいっぱいです。
ほうきとちりとりで回収して、ゴミ袋に入れてきちんと持ち帰りましょう。
墓石はタオルで拭いて磨き、必要であればスポンジやたわしで汚れをとります。
傷つきやすいので、柔らかい素材のものを選ぶようにしてください。
お墓掃除をする時の手順
まずは、墓石周辺を綺麗にします。
ほうきやちりとりを使い、落ち葉や飛んできたゴミ、前のお花などを回収しましょう。
周辺が綺麗になったら、いよいよ墓石を磨きます。
濡らしたタオルで全体を拭き、別のタオルで乾拭きします。
大抵はこれだけでピカピカになりますが、年に1回の頻度だと汚れが残っていることも。
そういう時はスポンジやたわしに洗剤をつけて、優しく汚れを取り除きます。
掃除が終わったら新しいお花とお水、お供え物をして拝むのもお忘れずに。
お墓の掃除をする時に気をつけること
お墓掃除にルールはありませんが、最低限のマナーはあります。
墓地は、多くの人が眠る神聖な場所です。
家族と楽しく掃除をするのはいいことですが、他のお墓やお参りをしてる人に迷惑をかけないように気をつけましょう。
お墓参りと掃除は午前中に行く
お墓参りや掃除は、午前中に行いましょう。
なぜ午前中なのかというと、「ご先祖様に会いに行くのを優先するため」です。
後回しにしたり、何かのついでにするのは失礼にあたります。
午前中は空気が澄んでいて、お掃除をするにはとても気持ちが良いですよ。
合掌のタイミングはいつでもOK
合掌はお墓掃除の前にするべきか、後にするべきか。
実は、正解はなくどちらでも構いません。
ただ、個人的におすすめなのはお墓掃除が全て済んでからです。
お線香をあげてゆっくり感謝の気持ちを伝えるなら、少しでも綺麗な環境で行なった方が喜んでもらえます。
掃除をしにきたら、ずは軽く合掌で挨拶をして、最後にしっかりと拝んでみてはいかがでしょうか。
騒いだりゴミを置いて帰ったりしない
お墓の掃除に来る時は、家族や親戚と一緒にという方も多いと思います。
賑やかなのはいいことですが、騒ぎすぎて周りの人やお寺の迷惑にならないように要注意。
基本的なことですが、ゴミを置いて帰るのも絶対にNGです。
ゴミ用のビニール袋は多めに持ってきて、1つ残らず持ち帰るようにしましょう。
お墓参りと掃除は回数よりも気持ちが大切【まとめ】
お墓参りと掃除をする時に大切なのは、回数や頻度よりも気持ちです。
会いにきてくれる回数が多ければ多いほど、ご先祖様は喜んでくれます。
でも、「面倒だなぁ」と思いながら毎月行くよりは、年に1回でも「近状報告もしたいし、楽しみだなぁ」という気持ちで来てくれた方が嬉しいはず。
億劫にならない程度の頻度で、無理せずご先祖様に感謝の気持ちを伝える習慣を取り入れましょう。