2019-07-07

葬儀・お葬式の当日の流れと、気を付けるべきポイント

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葬儀・お葬式の当日の流れと、気を付けるべきポイント

この記事の目次

経験する機会の少ないお葬式。しかし、訃報は突然訪れるものです。

そこで今回は、お葬式当日の流れについてご紹介します。

また、遺族側の気を付けるべきポイントを中心に解説。

葬儀を取りまとめる側として、最低限の知識をこの記事で身に着けておきましょう。

 

お葬式当日の流れ、タイムスケジュール

一般的な葬儀の所要時間は1時間、葬儀含む当日の所要時間は4時間半~6時間となっています。

また、開式時間は10~14時が一般的です。

ここでは、お葬式当日の流れを表でご紹介します。

喪主・遺族・親族と、一般客の動きもまとめました。

 

時間

お葬式当日の流れ

喪主・遺族・親族の動き

一般客の動き

1時間前

喪主・遺族は式場に到着

葬儀社スタッフとお葬式の段取り確認、受付の準備を行う。

弔辞・弔電の送り名、読み上げる順番も決める。

 

30分前

受付開始、僧侶への挨拶

僧侶に挨拶するタイミングで、お布施をお渡しするのが一般的。

挨拶へは喪主1人か、喪主と世話役で向かう。

一般客も式場に到着し始める。

到着後は、受付をして着席する。

開式

開式の辞、読経開始

10分前には着席して、開式を待つ。

 

15分後

弔電拝読・焼香開始

葬儀社スタッフによって、弔電の読み上げが行われる。
お通夜のときと同様、祭壇に近く故人と縁の深い人から順に焼香を行う。

遺族の後に、親族、友人、ご近所さんといった順番で焼香を行う。

50分後

閉式、出棺

導師退場後、棺の蓋を開けてお花や生前の品を手向けてお別れ。

その後、遺族と親族は、バスや自家用車霊柩車の後ろに続く形で火葬場へ向かう(出棺)。

式終了後、お別れに花を手向けるなどする。

一般参列客は、出棺の見送りをするために霊柩車のそばなどで待機。

見送った後は、解散となる。

1時間後

火葬・焼香

斎場に到着したら喪主から順番に焼香を行い、故人を火葬炉に納める。

その後、控室へ向かう。

 

1時間半後~

火葬中、精進落とし

火葬が終了するまでの間、精進落としをいただく。

親族が集まって過ごす時間なので、法要の日程などについて相談しておくとよい。

 

3時間半~4時間半後

収骨

遺族・親族でお骨を拾って、骨壺の中にお納めする。

 

5時間後からおよそ6時間後

繰り上げの初七日法要

場合によっては収骨後に式場へ戻り、初七日法要を行う場合も。

 

 

収骨の後に解散となることが多く、その場合の所要時間は3時間半~4時間半ほどとなります。

しかし、収骨後再度式場に戻って繰り上げの初七日法要を行う場合もあります。

その場合は、5時間から6時間程度かかると考えておきましょう。

 

遺族側の気を付けるべきポイント

喪主をはじめ、喪主に近い関係性の遺族は式を取り仕切る役割があります。

ここでは、遺族側の気を付けるべきポイントや、知っておきたい事項をご紹介します。

参考のため、まずはお葬式の流れを具体的にまとめましたので、ご覧ください。

 

時間

お葬式の流れ

内容

開式時間

開式・僧侶入場

司会者が開式の辞を述べ、僧侶が祭壇前に着座。

読経が始まります。

5分後

弔電の拝読

司会者が弔電を代読します。

10~15分後

焼香開始

司会のアナウンスで、焼香が始まります。

焼香後、読経が終わるまで着座しておきます。

~30分後

式中初七日

式中に初七日法要を行うこともあります。

この場合は、一通りお経が終わったのちに、「引き続き初七日法要式を行います」といったアナウンスがあります。

その後、再度焼香の案内があります。

~35分~40分後

読経終了・僧侶退場

全ての読経が終わると、僧侶退場のアナウンスとともに僧侶が退場します。

僧侶によっては、法話や説教を行う僧侶もいますので、その場合は席についたままでお話を聞きます。

~45分後

喪主挨拶

喪主が参列客に挨拶をします。

しない場合は、司会が代わって挨拶をしてくれます。

~50分後

お別れの儀

棺の蓋を開けて、供花や生前の品を棺の中に納めます。

故人への声掛けや、お顔に触れたりなど、最後のお別れをします。

~1時間後

出棺

棺の蓋を閉め、親族を中心に力のある男性数人で棺を霊柩車まで運びます。

人数が少ない場合は、葬儀社スタッフが運びます。

~1時間半まで

火葬場へ

親族は火葬場へ向かいます。

その際、霊柩車の後にバスや自家用車で続きます。

一般参列客は、霊柩車の出発を見送った後、解散となります。

 

告別式までに打ち合わせしておくべき7つのポイント

通夜後や告別式の前に、葬儀社スタッフと打ち合わせしておかなければならないことがあります。

  • 弔電の内容確認と葬儀で読み上げる順番

  • お葬式の後に挨拶をするかどうか、するのは誰か

  • 席と焼香の順番

  • 精進落としをいただく人数

  • 火葬場に同行する人数と乗り物の手配について

  • 骨壺の確認

  • 僧侶へのお礼(お布施)

それぞれ簡単にご説明します。

 

弔電の内容確認と葬儀で読み上げる順番

開式から5分ほどで、司会者が弔電の読み上げを始めます。

そこで重要となるのが、名前の読み方と読み上げる順番です。

一般的には、故人と縁の深かった人物を後回しに、会社関係者などを先に読みますので、葬儀社スタッフと相談して決めておきましょう。

 

お葬式の後に挨拶をするかどうか、するのは誰か

僧侶退場後の挨拶は、一般的には喪主が行います。

しかし、事情がある場合や人前で話すのが苦手といった場合には、司会者に代わって挨拶をしてもらうことも可能です。

また、故人の配偶者が喪主を行う場合は、高齢で挨拶などがうまくできないこともあるでしょう。

こういった場合は、故人の長男などが喪主の代わりに挨拶を行うこともあります。

 

席と焼香の順番

一般的に、祭壇向かって右側が親族、左側が一般参列客の座席となっています。

また、祭壇に近いほど上座となり、喪主から順に縁の深い人物から座っていくのが一般的です。

一般参列客は会社関係者などを中心に、参列に感謝を表したい方から順に座ってもらいます。

焼香も前から座っている順番に行うので、しっかり確認しておきましょう。

 

精進落としをいただく人数

火葬の待ち時間にいただく精進落とし。

精進落としは価格も規模も大きな料理なので、人数確認が重要です。

お通夜後の打ち合わせでおおよその数を決め、お葬式の開式前に最終確認となることが多いので、参列してくれた親族に葬儀当日も弔問するかどうかを訊いておくとよいでしょう。

 

火葬場に同行する人数と乗り物の手配について

火葬場に同行する人は、収骨を行います。

そのため、収骨までの時間にいただく精進落としの人数と同数になります。

人数が多い場合は、バスを手配するとスムーズに移動ができ、大変便利です。

10人以下で自家用車がある場合などは、霊柩車の後に自家用車で続く形で火葬場に向かうこともできます。

 

骨壺の確認

骨壺のサイズや種類を確認しておきます。

後で困らないよう、実物を見せてもらっておくとよいでしょう。

分骨やその他の埋葬法についても、葬儀社スタッフに相談するとアドバイスがもらえます。

 

僧侶へのお礼(お布施)

お布施は、葬儀開式前30分前ごろに喪主と世話役で控室にお渡しに行くのが一般的です。

気になる相場ですが、地域や宗派、菩提寺か否かといった要素で相場は大きく変わってきます。

葬儀社スタッフに相談するのが良いでしょう。

ちなみに、僧侶の出張サービスを利用すれば、前払いかつ一律料金といった分かりやすい料金体系で依頼することもできます。

菩提寺がない方や、信仰は全くないけれども周りへの配慮として僧侶の手配を考えている方には、大変おすすめなサービスです。

 

告別式当日の喪主挨拶の仕方

喪主挨拶は読経が終わるとすぐに案内されるため、内容を事前に考えておく必要があります。

しかし、基本的な方は決まっているので、難しく考える必要はありません。

内容としては、会葬者へのお礼を中心のテーマとするのが一般的です。

その後で、差支えのない範囲で故人との思い出や故人への気持ちを言葉にして、今後のお付き合いについてよろしく伝えれば、スマートな挨拶となるでしょう。

ここでは、お父さんを亡くした場合の基本的な喪主挨拶の例文をご紹介します。

本日はお忙しいところ、父〇〇の葬儀にご会葬くださり、誠にありがとうございました。

皆様に暖かく見守られ、故人もさぞかし喜んでいることと存じます。

生前中のご厚誼(こうぎ)に、厚く御礼を申し上げます。

未熟ではありますが、故人の思いや教えを継ぎ、精進していく所存です。皆様方に置かれましては、今後とも、ご指導、ご鞭撻いただけますことをお願い申し上げます。

本日は誠にありがとうございました。

この例文に加えて、死因の簡単な説明や、生前の様子などを含めて自分の思いを添えるのもよいでしょう。

 

会社に参列を伝える際のポイント

通夜は問題ありませんが、お葬式は日中に行われることが多いため、会社への事前連絡が必要となります。

電話で忌引き休暇を取りたい旨を伝え、誰の葬儀に参列するのか、告別式はいつなのか、何日間取りたいのかなどを伝え、自分がいない間の仕事についても具体的に説明しておくとよいでしょう。

仕事を代わってもらう方がいれば、プライベートで使用しているメールアドレスや電話番号を伝え、いつでも連絡を受けられるようにしておき、引継ぎも正確に行います。。

伝えるタイミングはなるべく早い方がよく、可能であれば上司や休暇を管理している人事部に直接口で伝えられると尚よいでしょう。 

また、忌引き休暇の規則は、企業によって異なりますが、故人との関係性によって取れる日数や休暇の有給・無給も変わってきます。

そのほか、証明書類が必要となる場合もありますが、葬儀社が会社に提出するための訃報を作成してくれますので相談してみましょう。  

 

まとめ

お葬式当日の流れさえ押さえておけば、確認しておくべき内容も分かってくるもの。

ぜひ、今回の内容を把握してお葬式の不安を払拭してください。

堅苦しいイメージの強いお葬式も、近年は故人を気持ちよく見送ることに重心が変わってきています。

分からないことやこうしてみたいといった希望があれば、葬儀社スタッフへ気軽に相談してみましょう。

 

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