2019-07-07

仏教用語でかっこいい言葉を紹介【思わず使いたくなる四字熟語10選】

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仏教用語でかっこいい言葉を紹介【思わず使いたくなる四字熟語10選】

この記事の目次

仏教用語は、難しい漢字で構成されているのが特徴です。

意味は知らないけど、何だかかっこいい…そんな印象を抱いたことのある方は、多いのではないでしょうか。

仏教用語はかっこいいだけじゃなく、一つ一つにしっかりとした意味があります。

今回は、そんな仏教用語をジャンル別に集めて解説してみました。

宗教用語にはかっこいい言葉も多く、思わず使いたくなる言葉が満載なので、ぜひお気に入りの言葉を探してみてくださいね。

仏教の基本「四法印」

四法印とは、仏教の教えの柱となる4つの考え方です。

お釈迦様が辿り着いた真理で、仏教の基本として知られています。

真理の名前は、どれも有名でかっこいいものばかり。

詳しい意味と一緒に、ご紹介していきます。

諸行無常(しょぎょうむじょう)

諸行無常とは、「この世の全てのものは、今この瞬間も変化している。変わらない絶対的なものは存在しない」という考え方です。

平家物語の冒頭にも使われており、四法印の中では最も馴染み深い言葉。

全てのものが変化し続けているという真理は、プラスにもマイナスにも捉えられます。

仏教では、諸行無常を受け入れて執着を手放すことを説法。

執着は、全ての苦しみの根本となるからです。

変化を受け入れて、永遠は存在しないというのを認めるのは勇気の要ること。

その代わり、諸行無常を受け入れることが、人間を苦しみから解放してくれる第一歩になるのは間違いありません。

仏教を学ぶうえでは欠かせない、大切な考え方です。

諸法無我(しょほうむが)

諸法無我とは、「この世の全てものは、影響し合って存在している。自分一人が独立して存在することはあり得ない」という考え方です。

人間も動物も天体も、全ては繋がっている1つの集合体である。

このことを理解できると、自分が生かされているという実感を持てるようになります。

大切なのは、万物に感謝する心を忘れないこと。

自然と調和して、他の生命を脅かすようなことはしないと決めること。

諸法無我は、私たちが生きている理由と奇跡を教えてくれる考え方です。

涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)

涅槃寂静とは、「諸行無常や諸法無我を理解して、悟りの境地に達している状態」という意味です。

仏教を信じる人は、この境地に至ることを目標に日々を過ごしています。

人はこの状態になると、あらゆる物事に動じなくなるもの。

全てをそのまま受け入れて、快楽に溺れたり不安を抱えたりすることは決してありません。

まさに、悟りの境地に達している状態のことなのです。

涅槃寂静を目指すなら、まずは煩悩を捨てる努力を。

長い道のりではありますが、目指すことに意味があります。

生きて成仏できるように、仏教の教えを忠実に守っていくことが大切です。

一切皆苦(いっさいかいく)

一切皆苦とは、「この世の全てものは、苦しみである。人生は思い通りにならない」という考え方です。

悲観的で絶望的なようにも感じますが、これこそが仏教の真理。

苦しみから逃げたり、克服しようとしたりするのではなく、受け入れることが大切だと説いています。

思い通りにならないというのは、絶対に避けられない事象を認めるということ。

例えば、どんなに怖くても死ぬことから逃れることはできません。

その事実をはっきりと認められれば、恐怖から逃げようと足掻くことはなくなるはずです。

苦しみを受け入れるのは、とても辛いもの。

でも、受け入れなければ前には進めません。

人生に苦しみは必ず伴うし、思い通りにもならない。

だからこそ、私たちが楽しく人生を全うするにはどう生きればいいのか。

仏教は、その指針をしてくれる教えです。

実際に使いたくなる【単語編】

仏教用語には、日常で使っている言葉も多く含まれています。

特に単語は馴染み深く、実用性のある言葉が多いのが特徴。

実際に使いたくなる、かっこいい単語やことわざをご紹介します。

刹那(せつな)

仏教における時間の最小単位。一瞬のこと。

例文:彼女はその刹那に、瞬きをした。

罣礙(けいげ)

何かに引っかかる、こだわる心のこと。

例文:今、私の心に一切の罣礙はない。

入滅(にゅうめつ)

煩悩の火が完全に消えた状態。悟りを開いた人が死を迎えた時を指すことも。

例文:有名な高僧が入滅した日。

綺語(きご)

媚びたり、ぶりっこをすること。仏教の十悪の一つ。

例文:彼女は正直者なので、綺語なんてしない。

戯論(けろん)

自分とは関係のない議論。答えの出ない無駄な議論を指すことも。

例文:あの集団は、いつも戯論に興じている。

瞋恚(しんに)

仏教で、怒りの心のこと。煩悩の中でも最も罪深い3つのうちの1つ。

例文:私は今、瞋恚に満ちている。

邪婬(じゃいん)

結婚相手以外と肉体関係を持つこと。仏教の十悪の一つ。

例文:あの男が犯した邪婬は罪深い。

星宿(せいしゅく)

星座のこと。仏教では、星座占いは禁止されている。

例文:星宿を頼りに、今後の動きを決める。

涅槃(ねはん)

悟りの境地に達した状態。一切の煩悩が消え去っている。

例文:お釈迦様は、80歳で涅槃に入られた。

妄語(もうご)

事実とは異なる発言をすること。虚言。

例文:彼女の言っていることは、全て妄語だ。

両舌(りょうぜつ)

良好な関係にある人たちの間を、引き裂くような発言を双方にすること。二枚舌。

例文:彼の両舌っぷりには驚き、騙された。

馴染みの深い言葉も【四字熟語編】

仏教用語といえば、かっこいい四字熟語が多いのが特徴。

実用性はありませんが、教養として知っておくと便利です。

仏様の名前など固有名詞は除いた、素敵な仏教用語をご紹介します。

輪廻転成(りんねてんしょう)

輪廻転成とは、仏教の死生観のことです。

仏教では、全ての生命は死んだ後何度も生まれ変わり、永遠に魂がループしていくと考えられています。

私たちは、必ずしも人間に生まれ変わるわけではありません。

六道という天国から地獄までの世界を、ぐるぐる生まれ変わりながら生きていきます。

  • 六道…天界、人間界、修羅界、畜生界、餓鬼界、地獄界の6つの世界

どの世界で生まれ変わるかは、生前の行いによって決まります。

しかし、お釈迦様はこの六道の世界にいる限り、苦しみからは逃れられないとお考えです。

完全に苦しみのない世界は、六道を超越した「浄土」だけとされています。

極楽浄土(ごくらくじょうど)

極楽浄土とは、苦しみが一切ない完全な楽の世界です。

天国よりも上にあり、輪廻転生のループからは外れています。

そのため、一度辿り着けば生まれ変わることはもうありません。

全ての生命が憧れる、素晴らしい安らぎの世界です。

極楽浄土に行くには、生きている時に毎日数万回念仏を唱えたり、悟りを開いたりする必要があります。

永遠の地に相応しいことが認められれば、臨終の時に阿弥陀仏がお迎えにきてくれます。

極楽浄土への道のりは険しいですが、いつか辿り着きたい夢の地です。

唯我独尊(ゆいがどくそん)

唯我独尊とは、お釈迦様が誕生した時に放たれた言葉です。

正式に言うと「天上天下唯我独尊」で、自分よりも偉い者は天上にも天下にも存在しないという意味合いになります。

かなり強気の発言にも思えますが、さすがはお釈迦様です。

生まれながらにして、自分のこの世での存在や使命を感じられていたのでしょう。

ただ、唯我独尊にはもう一つの意味もあります。

唯我の「我」は一文字でお釈迦様だけのことを指しているのではなく、私たち人間のことを表しています。

つまり、尊いのは全ての人間とその魂で、価値のない人などいないということを伝えられているのです。

唯我独尊は、ただのお釈迦様の生意気な一言ではありません。

私たちには価値があり、生まれてきたからには使命を果たすべきだとおっしゃってくれているのです。

一蓮托生(いちれんたくしょう)

一蓮托生とは、結果はどうであれ最後まで行動や運命を共にするという意味です。

元々の意味は、死後に極楽浄土にある同じ蓮華の上に生まれ変わること。

一連の上に一緒に託生する(生まれた場所に身を委ねる)ことから、全ての運命を共にする時に使われる言葉です。

この考え方は、日本人の価値観の象徴でもあります。

個を生きるよりも、集団を優先する。

集団のための自己犠牲なら、厭(いと)わない。

良くも悪くも、日本人らしさを表した言葉ともいえます。

色即是空(しきそくぜくう)

色即是空とは、般若心経に出てくる有名な言葉です。

「色」や「空」などの一文字は、清々しいイメージが持てますが、実際はこの世の全てのものは空無であると示しています。

全てのものは因縁によって存在しており、本質などない。

縁によって生じているだけで、実体のあるものはどこにも存在しないという意味です。

そう言われると虚無を感じてしまいますが、実体のないことを受け入れられると執着を捨てられるようになります。

実体がないからこそ、目の前のものは美しく儚い。

今見えているものを大切に扱いながら、毎日を過ごすといいということを教えてくれています。

酔生夢死(すいせいむし)

酔生夢死とは、五欲の虜になって生きた結果、夢のように儚い消え方をする人生や生き方のことです。

仏教では、欲望は五欲という5つに分けられます。

  • 五欲…食欲、財欲、色欲、名誉欲、睡眠欲

人間の生理的欲求も含まれますが、欲望と快楽に溺れた人生を送ってしまうと中身のない生き方になってしまいます。

欲にまみれて酔ったように生きるのは楽しいことですが、とんでもなく虚しいことでもあります。

真の「楽」とは、自分を律して心を安定させること。

社会や人に貢献をして、使命を果たすことです。

酔生夢死な人生を送らないためには、仏教の教えを忠実に守って堅実に生きていくことが大切。

極楽浄土の世界を目指して、欲望や快楽に溺れず真の楽しみを見つけていきましょう。

仏教でいう「愛」

実は仏教には、慈しみを意味する「慈悲」と、愛欲・愛着を意味する「愛」という言葉があります。

現代日本人の多くが、キリスト教の教えである「汝(なんじ)の隣人を愛せ」
から「"愛"とは人を思うこと。人を愛すること。」だと思っています。
昔の日本には、「愛」という言葉にそのような意味はありませんでした。 

キリスト教は「愛」の宗教といわれ、良い意味で愛が使用されますが、
仏教で使用される「愛」は、悪い意味として使用される場合が多いです。

三愛(さんあい)と言って、
①「欲愛・よくあい」(性欲・情欲)
②「色愛・しきあい」(物質にたいする欲望) 
③「無色愛・むしきあい」(物質を越えた欲望)
物をむさぼり執着することをいいます。

仏教ではこの煩悩を取り払うことが「悟り」への一歩だと言われています。
みなさんも愛について考えて、今昔の愛の認識を深めてみてはいかがでしょうか。

仏教の英語表現とは?

仏教用語で最も使う英語は Buddha(釈迦)です。
Siddhartha Gautama(ゴータマシッダールタ)が本名で、またの名をShakyamuni(釈迦牟尼)と呼びます。
英語圏ではGautama Buddha と呼ぶのが一般的です。
日常会話など、よりフランクに釈迦を表現する場合、 Buddha と英語を使い分ける人が多いです。

思わず使いたくなる仏教用語のかっこいい言葉【まとめ】

仏教用語には、かっこいい言葉が満載。

意味を知っていると、座右の銘にしたり、言葉を一層楽しむことができます。

仏教用語は英語ではなくサンスクリット語が語源になっている言葉です。

最近では、仏教用語を英語で訳して理解したり、わかりやすい仏教用語辞典がアプリなったりと様々な広がりを見せています。

ちょっとした文章を書くときに使える言葉もたくさんあるので、積極的にかっこいい仏教用語を活用してみてくださいね。

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【関連記事リンク①】 仏教の教えの基本を分かりやすく解説!【人生を楽しく生きるヒント】

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