2019-08-08

法事の食事には何を用意するべき?会食の基礎知識と献立のマナー

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法事の食事には何を用意するべき?会食の基礎知識と献立のマナー

この記事の目次

法事の後には、参列者やお坊さんとみんなで会食を行います。

食事の献立に決まりはあるの?やっぱりお肉料理はだめ?

法事の会食は一般的な食事の席とは異なるので、気になる点はたくさんありますよね。

今回は、法事の食事の基礎知識と会食の料理の選び方についてまとめてみました。

会食を行うのにふさわしい場所や、注意点についてもご紹介します。

法事で出す食事に関してお悩みの方は、ぜひご参考にしてくださいね。

法事の食事の基礎知識

法事で会食を行う目的は、参列者に感謝の気持ちを伝えて故人との思い出を語り合うこと。

お坊さんにも参列してもらって、美味しい食事をいただきながらみんなで供養を行うのです。

まずは、法事の食事の基礎知識についてご紹介します。

会食は参列者へのお礼や供養のために行う

法事の会食は、参列者やお坊さんに感謝の気持ちを伝えて供養を行うことが目的です。

食事のことは「お斎(とき)」や「粗宴(そえん)」と言い、慶事の会食とは区別されます。

会食は、必ず行わなければいけないわけではありません。

しかし、法事の後に行う会食は、故人との思い出をみんなで語り合う憩いの時間にもなります。

会食を行うか迷ったら、ぜひ行うことを検討してみてくださいね。

お肉や魚は四十九日後なら出してもOK

法事の食事は、精進料理を選ぶのが一般的です。

精進料理とは、お肉や魚を避けて野菜や穀物を中心に作られた献立のこと。

基本的に弔事で殺生はタブーなので、このような慣習が浸透しています。

ただし、四十九日後(当日含む)はお肉や魚を出しても問題ありません。

四十九日以降は「忌明け」になり、喪に服す期間が終了するからです。

また、最近では四十九日前であっても、ちょっとしたお肉や魚料理を出すこともあります。

なるべく避けるのが無難ですが、あまり神経質になりすぎなくても大丈夫なようです。

場所は家や飲食店で行うのが一般的

法事の会食を行う場所に、明確な決まりはありません。

家や飲食店で行うのが一般的ですが、お寺の大広間を借りることもあります。

お寺で行う場合も、食事の手配は自分で行わなくてはいけないので要注意です。

家で行う場合のメリットはこちら。

  • 場所を移動しなくていい
  • お弁当や手料理なので低予算で済む

法事は家で行うことが多いので、場所を移動せずにそのまま会食に移行できるのは大きなメリットです。

デメリットは、テーブルセットや配達の手配を全て自分たちで行わないといけないこと。

手料理を振る舞う場合は、事前の準備などにも手間がかかります。

飲食店で行う場合のメリットはこちら。

  • 料理や会場準備の手間が省ける
  • 法事用のメニューを選べばマナー違反になる心配がない

自分たちで会食の準備をする手間が省けるので、法事の負担が軽減されるのは嬉しいですよね。

デメリットは、外食なので少し割高になってしまうこと。

家の近くに対応の飲食店がない場合は、移動の手間もかかってしまいます。

法事の食事におすすめな料理【場所別】

法事の会食は、家や飲食店などで行うのが一般的。

食事の内容は精進料理が基本ですが、最近は献立の幅が広がってきているようです。

ここでは、会食を行う場所別に法事の食事におすすめな料理をご紹介します。

家で行う場合は仕出しのお弁当か手料理を振る舞う

家で行う場合は、仕出しのお弁当を配達してもらうか手料理を振る舞います。

法事用のお弁当は種類がたくさんあるので、予算に合わせて注文できるのがメリット。

家で会食を行う場合の、具体的な料理の例についてはこちらです。

仕出しのお弁当

和食の精進料理が一般的。野菜や穀物など、自然の食材をメインに使用。和え物、酢の物、揚げ物など。お刺身が入っていることもある。

手料理

和食がベスト。野菜など自然の食材がメインなら、家庭料理や創作料理でもOK。盛り付けが華やかになりすぎないように気をつける。

飲食店で行う場合は法事用の精進料理を扱っているところを探す

法事の会食用メニューを扱っている飲食店は、意外とたくさんあります。

精進料理が基本で、タブーな食材などを気にしなくていいのがメリット。

最近は、お寿司のコースも人気です。

飲食店で行う場合の、具体的な料理の例はこちら。

お寿司

おもてなしとして喜ばれる料理の代表。特に、四十九日後は海鮮料理を食べても問題ないのでおすすめ。

法事用の精進料理

オードブル形式ではなく、1人ずつ盛り付けてあるのが一般的。野菜や穀物など、自然の食材をメインに使用。品数は多く、金額によっては10品以上に及ぶこともある。

法事の食事でタブーな料理

法事の食事のマナーは、昔より寛容になってます。

ただし、弔事の会食であるということを忘れてはいけません。

ここでは、法事の食事でタブーな料理についてご紹介します。

派手な盛り付けは避ける

特に、手料理を振る舞う場合は、派手な盛り付けになってしまわないように注意が必要。

参列者の方に振る舞うので豪華にしたくなりますが、弔事なので質素な盛り付けでOKです。

華やかな飾り付けや、金箔なども厳禁。

昔ながらの和食や精進料理をイメージして、シンプルな料理を心がけましょう。

梅肉など、梅を使った料理もタブーなので要注意です。

紅白になるような色使いはタブー

紅白は、お祝い事を象徴する色です。

盛り付けで意識することはあまりないかもしれませんが、うっかり紅白になってしまわないように要注意。

よくあるのがマグロやイカ、大根と人参を隣り合わせに配置してしまうことです。

赤と白の配色になってしまい、紅白を連想させてしまいます。

そこまで神経質になる必要はありませんが、手料理の盛り付けをするときは意識してみてくださいね。

鯛や伊勢海老などお祝い事を連想する食材は出さない

鯛や伊勢海老などは、お祝い事によく用いられる食材です。

高級で豪華な印象があるので会食には最適なようですが、法事の料理には向きません。

同じ会食でも、弔事と慶事では別物だということを認識しておきましょう。

また、家で手料理を振る舞う場合は、器にも要注意です。

来客用に華やかなものを準備する方も多いと思いますが、派手すぎるものは悪印象になることも。

特に、お祝い事を連想させる赤、ゴールドなどの色味は避けておくのが無難です。

法事の食事と会食に関するQ&A

法事の食事と会食を考える時は、気を配るべき点がたくさんあります。

金額相場や会食を行わない場合の対処法など、よくある質問をまとめてみました。

最後に、法事の食事と会食に関する質問にお答えします。

法事の金額相場はどれくらい?

法事の金額相場は、形式によって異なります。

  • 仕出しのお弁当…3,000円~5,000円
  • 飲食店…5,000円~1万円

飲食店では法事用に特別なメニューを出してもらうのが一般的なので、どうしても割高になってしまいます。

ただし、お弁当の場合は自分たちで会場の準備や後片付けをしないといけません

手間暇も、金額に考慮することが大切です。

手料理を振る舞う場合も、大体この位のボリュームになるように調整しましょう。

参列者は会食がある場合、香典に食事代も含めるのが一般的です。

あまりにも質素な料理を振舞ってしまうと失礼にあたることがあるので、気をつけてくださいね

お坊さんが会食に出席しない場合は?

法事後の会食には、お坊さんにも参加してもらうのが一般的です。

しかし、仕事の都合などで参加を断られてしまうことも。

そんなときは、食事の代わりとして「御膳料」を渡します

御膳料の金額相場は、5,000円~1万円程度。

会食の予算と同じくらいの金額を渡すのがベストです。

御膳料を渡すときは、不祝儀袋などに入れる必要はありません。

縦型の郵便番号枠のない、白い封筒でOKです。

水引なども必要ありませんが、二重の封筒はタブー。

不幸が重なるという意味になってしまうため、封筒は必ず一重のものを選ぶようにしてくださいね。

会食を行わない場合にするべきことは?

法事での会食は、必須事項ではありません。

四十九日や一周忌などには行うのが一般的ですが、諸事情で行えないこともありますよね。

そんなときは、引き出物と一緒にお弁当やお酒を手渡すのがマナー。

お弁当はもちろん、法事用の精進料理が入っているものを選びます。

ただし、法事の案内状に会食がないと記載する場合は用意しなくても構いません。

最近では会食を親族や親しい友人のみで行うことも多いので、案内状に記載する内容によって臨機応変に対応するようにしましょう。

法事を午後に行う場合、食事はどうしたらいい?

法事は、午前中に開始するのが慣習です。

一般的な当日の流れの例はこちら。

  • 9時~11時…法事開始
  • 12~13時…法事を終えて、会食開始

法事自体の所要時間は宗派や規模にもよりますが、大体2~3時間くらいです。

会食の準備時間や移動時間も含めると、全体で4~5時間はかかる計算になります。

しかし、最近は施主の事情などにより、法事を午後から行うことも。

そんなときは、会食は行わないのがおすすめです。

法事を午後から開始した場合、必然的に会食は夕食の時間帯になります。

夕食に法事用の食事を手配するのは難しく、料金も高額になってしまいがち。

遠方から参列してくれている方もいるので、夕食は控えるのが無難です。

ただ、参列者の中には法事には会食が必ずあると認識している方もいます。

誤解を招いてしまうことがないように、法事をで会食を行わない場合は案内状にしっかりと記載しておくようにしましょう。

会場に、軽食や飲み物を用意しておくのもおすすめです。

法事の食事の基礎知識とマナー【まとめ】

法事の食事のマナーは、昔より幅広く寛容になってきています。

食事の内容に迷ったら、法事用の料理コースを用意している飲食店を検討するのがおすすめ。

弔事であるということを考慮しながら、出席者の方たちに喜んでもらえるようなおもてなしを考えてみてくださいね。

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