2019-08-08

離婚したくないと思ったら?相談場所や説得方法、奥の手をご紹介

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離婚したくないと思ったら?相談場所や説得方法、奥の手をご紹介

この記事の目次

配偶者から、突然「離婚したい」と言われたら、あなたはどうしますか?

日本の離婚率は年々増えており、現在では3組に1組が離婚をしているというデータもあります。

自分にはそんな気が全く無くても、相手に言われたらどうしようもありません。

ただし、離婚したくない時に有効な説得方法は存在します。

今回は、離婚をしたくないと思った時にするべきことや確認事項についてまとめてみました。

どうしても拒否されてしまう場合の、奥の手についてもご紹介します。

突然、離婚を切り出されて戸惑っている方はぜひこのやり方をご参考にしてくださいね。

離婚を切り出された時にするべき行動

離婚を切り出されたら、慌てず冷静に対処することが大切です。

相手の気持ちがどこまで本気なのか、取り乱さずに話し合いをしていきましょう。

まずは、離婚を切り出された時にするべき行動についてご紹介します。

取り乱さず冷静になる

人は、パニックになると正しい判断ができなくなってしまいます。

突然離婚を切り出されたら、ショックで取り乱してしまうのは当然のこと。

しかし、ここで感情的になると相手の思う壺です。

配偶者もかなりの決意と勇気を持って切り出しているはずなので、喚き散らしたくらいでは相手の気持ちは覆りません。

内心、気が気でなくてもなるべく平静を装って冷静に話し合うようにしましょう。

これは復縁のテクニックとしても有名なのですが、関係を修復できるかどうかは切り出された方の最初の態度や応じ方にかかっています

もしかしたら、相手は勢いやこちらの気持ちを試すために離婚を切り出しているのかもしれません。

そんな時は、相手が拍子抜けするくらい冷静な態度をとるのが有効です。

こちらの意外な反応や態度に、かえって相手の方が慌てて申し出を取り消す可能性もありますよ

別居はせずに1人の時間を持つ

離婚を切り出された時の妥協案として、別居の提案をする方がいます。

一旦、距離を取ることでお互いの大切さが分かり、関係が修復するかもしれない…というのは、残念ながら間違いです。

別居をした夫婦の離婚率はとても高く、逆効果だと言われているからです。

相手の気持ちが冷めているのに距離を取ってしまうと、配偶者の心はますます離れていきます。

万が一、配偶者に不倫相手がいた場合は、その相手にチャンスを与えてしまうことにもなりかねません(配偶者が不貞行為をしていた場合は、離婚の申し出拒否が有利になります)。

夫婦関係を修復させるには、別居は基本的にNGだということを覚えておいてくださいね。

離婚届の不受理申出書を出しておく

離婚届には、不受理申出書というのが存在します。

不受理申出書は、相手が勝手に離婚届を出してしまうのを防ぐためのものです。

この届け出を出している限り、離婚届が受理されることはありません。

勝手に離婚届を出されるなんてありえないと思うかもしれませんが、実際にはよくある話です。

お住まいの市役所で申請することができるので、離婚を切り出されたら念のため、申請しておくのがおすすめです。

離婚をしたくない時に確認しておくこと

離婚に関する法律では、申し出を拒否できないパターンもあります。

自分が不利な立場になってしまわないように、離婚の知識はしっかりとつけておきましょう。

ここでは、離婚をしたくない時に確認しておくことについてご紹介します。

法定離婚事由の内容

離婚は、双方の合意がないとできないのが基本です。

ただし、離婚を申し出されて拒否した場合に裁判を起こされると、絶対に勝てないケースがあります。

それは、民法770条1項にある法定離婚事由に自分の立場が該当する場合です。

法定離婚事由の内容を分かりやすくご解説すると、以下の5つの項目になります。

  1. 不貞行為
  2. 悪意の破棄
  3. 生死が3年以上不明
  4. 強度の精神病で回復の見込みがない
  5. その他、結婚生活を継続し難い重大な事柄がある

あなたが不貞行為に及んでおりその事実を配偶者に知られている場合は、裁判で離婚の申し出を拒否することはできません。

悪意の破棄とは、夫婦関係を意図的に放棄したという事実のこと。

具体的には、以下のような行動が該当します。

  • 生活費を家庭に入れない
  • 理由もなく別居を申し出る
  • 家出を繰り返しほとんど自宅に帰らない

夫婦間には同居や協力、扶助の義務があります。

これらの義務を放棄しているとみなされた場合、裁判では不利になるので要注意です。

また、あなたが重い精神病で配偶者に多大な負担をかけてしまっている場合は、離婚の申し出を断れないことがあります。

この判断はすごく難しいところですが、相手の感じ方や負担が尊重されるのが一般的です。

回復の兆しや治療法の見直しなどを話し合えば解決することもあるので、諦めずに主張をすることも大切です。

その他の項目に関してですが、虐待やDVなどの悪質な行為もここに含まれます。

パワハラを理由に離婚の申し出や裁判を起こされることもあるので、自分に非がなかったか振り返って反省する姿勢も必要です。

配偶者に有責の可能性がないか

離婚を申し出される時の理由は、いろいろありますよね。

夫婦間の関係性に問題が無くても、本人の強い希望で同意を求められることもあります。

そんな時は、配偶者に有責の可能性がないか調べてみましょう。

有責とは、法定離婚事由に該当するような行動のことです。

離婚をしてから婚姻中の不貞行為が発覚しても、慰謝料を請求するのは難しくなります。

相手に非がある場合は、有利な立場で離婚の申し出を断ることも可能です。

配偶者を疑うのは心苦しいかもしれませんが、念の為調査をしてみることをおすすめします。

離婚をしたくない時に有効な説得方法

離婚をしたくない時は、相手が納得してくれるように説得をしなくてはいけません。

感情的になるのはNGですが、自分の本音を素直に伝えることが成功への道筋になります。

それでは、離婚をしたくない時に有効な説得方法をご紹介します。

自分の過ちを素直に認める

まずは、説得をする前に自分の過ちや非を素直に認めることが大切。

相手の気持ちを汲んで、しっかりと謝罪を行うようにしましょう。

離婚を申し出たけど、実は謝ってほしいだけだったと自分の本音に気づく方もいます。

そういう場合は説得をしなくても、早々に問題が解決することも。

自分の行動や生き方を振り返るいい機会だと思って、素直に応じるようにしてみてください。

具体的な改善策を出す

説得をする時は、必ず具体的な改善策を提示しましょう。

相手が本気で離婚を望んでいる場合、感情的な訴えでは響きません。

自分が何を反省していて、これからどうしていく予定なのかをしっかりと伝えましょう。

また、口約束にならないように書面で決意を表明したり、第三者の前で誓ったりするなど、誠意を見せることが大切です。

相手に納得してもらったら、提示した改善策は必ず守るように努めてくださいね。

夫婦の思い出や絆に訴える

相手の気持ちが冷え切っていても、情はなかなか消えないものです。

誠意を見せて前向きな提案をしても相手が動じない場合は、感情に訴えかけてみるもの手段。

出会った頃の思い出や乗り越えてきた苦労話など、お互いが築いてきた絆を思い出してもらえるように努力してみましょう。

子どもがいる場合は、将来の家庭像について前向きな想像を促すのも有効です。

自分の過ちや非はしっかりと認めながら、相手の感情を揺さぶるような訴えをしてみてくださいね。

離婚をしたくない時の奥の手3つ

説得を試みて応じてくれない場合でも、諦めるのはまだ早いです。

どうしても離婚をしたくないのなら、やれることは何だってやっていきましょう!

最後に、離婚をしたくない時の奥の手3つをご紹介します。

調停を利用する

離婚の申し出を断っても、相手が全く応じてくれないこともあります。

そんな時は、裁判所の夫婦関係調整調停を利用するのがおすすめです。

夫婦関係調整調停とは、裁判所を通じて夫婦関係をどうすれば修復できるのかを月に1度話し合う機会を設けられる制度のこと。

第三者が間に入ることで、客観的な判断ができたり話し合いに展開が生じたりするというメリットがあります。

夫婦関係調整調停を利用するのにかかる費用は、収入印紙1,200円+郵便切手820円(裁判所によって異なる)だけです。

手軽に申し込めるので、夫婦間だけでは解決できそうにない時はぜひ頼ってみてくださいね。

家族や親族を巻き込む

結婚は2人でするものですが、お互いの家族との関係性もありますよね。

本来、夫婦の問題は本人たちで解決するべきです。

しかし、どうしても上手くいかない場合は、自分や相手の家族や親族に協力してもらうという手段もあります。

協力してもらう内容の具体例はこちら。

  • 自分の家族がしてくれた恩義を訴える
  • 夫婦の間に入って話し合いに参加してもらう
  • 相手の家族に説得をしてもらうようにお願いする

どれも最終手段の奥の手ではありますが、かなり有効な作戦です。

家族や親族が介入することで、お互いの立場が逆転することもあります。

特に、相手が自分の家族に恩義がある場合は効果的なので、この手段も選択肢の一つに入れておきましょう。

慰謝料や財産分与の話をする

離婚には、必ずお金の話がつきまといます。

離婚することで発生する不利益を相手にアピールできれば、こっちのものです。

相手はまだそこまで深く考えていなかったというケースもあります。

慰謝料や財産分与、養育費の計算などをして相手に提示できるようにしておきましょう。

ただし、強く出すぎて脅迫じみた言動をとってしまわないように要注意

その態度が離婚の申し出において不利になることもあるので、良識の範囲内でお金の話を持ち出してみましょう。

離婚したくないと思った時にするべきこと【まとめ】

離婚を切り出されるというのは、とてもショックな体験です。

しかし、自分の本音で相手を説得することで、離婚の危機を乗り越えた夫婦もたくさんいます。

最後まで諦めずに、やれることは全てやっていきましょう!

あなたが無事この危機を乗り越えて、良好な夫婦関係を築けることを願っています。

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