2019-08-08

法事の案内状の書き方とはがきの種類【季語の解説や封筒の入れ方も】

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法事の案内状の書き方とはがきの種類【季語の解説や封筒の入れ方も】

この記事の目次

法事の案内状の書き方には、決まったテンプレートがあります。

初めて用意する場合ははがきの種類や選び方など、気になる点はたくさんありますよね。

冒頭に入れる季語や封筒の入れ方なども、覚えておいて損はない知識です。

今回は、法事の案内状の書き方とはがきの種類についてまとめてみました。

季語の解説や封筒の入れ方などもご紹介しているので、案内状を書く前にはぜひご一読ください。

法事の案内状の基本

法事の案内状は、知人や友人に参列の案内をするためのものです。

結婚式の招待状に似ていますが、弔事なので形式やマナーは異なります。

まずは、法事の案内状の基本についてご紹介します。

はがきや封筒で送る

法事の案内状では、出欠を確認するために必ず返信をもらわなくてはいけません。

そのため、往復はがきを使用するか、封筒で送る場合は返信用のはがきを同封します。

形式はどちらでも構いませんが、封筒で送る方がやや丁寧な印象を受けてもらえるようです。

ただ、最近は往復用のはがきで送るのが主流になってきています。

封筒を用意できれば一番いいのですが、はがきで送っても失礼にあたることはないので安心してくださいね。

法事の1ヶ月前には投函する

案内状を送るタイミングは、法事の1ヶ月前くらいがベストです。

相手に案内状を届けた後には、返信を待つ期間を設けなくてはいけません。

回収した返信はがきを整理して出欠の確認をしたり会食の予約を取ったりと、法事の準備ですることはたくさんあります。

参列者の予定のこともあるので、なるべく余裕を持って早めに出すようにしましょう。

文章中には句読点を使わない

法事の案内状に記載する文章では、句読点を使わないのがマナーです。

このマナーの由来には3つの諸説があります。

  • 毛質で書く時のルールだった…案内状は毛筆で書くのが一般的。近世まで毛質で文章を書く時は句読点を使わないのが当たり前だったので、その名残りだという説。
  • 法事が滞りなく行なわれることを願って…句読点には、文章を区切って途切れさせる役割があります。この「途切れる」というのは縁起が悪いため、弔事や慶事の案内状(招待状)にはふさわしくないという説。
  • 相手を馬鹿にしないため…句読点は、文章を理解しやすくするためのもの。読み手の読解力を補助するということから、句読点を付けると相手に失礼だという説。

どの説が有力なのかははっきりしていませんが、それぞれに慣習と由来があります。

このマナーは今でも根強く残っているので、句読点は使わずに文章を作成しましょう。

ちなみに、法事の案内状は縦書きで書くのもマナーです。

句読点を使わないので、文章の間は少しスペースを空けて自然に区切るようにしましょう。

法事の案内状の書き方

法事の案内状には、決まったテンプレートがあります。

言葉遣いに気をつけながら、必要事項は漏れがないように記載しましょう。

それでは、法事の案内状の書き方を順番にご紹介していきます。

1.季語を入れる

冒頭ではまず、頭語と時候の挨拶(季語)を記します。

法事の案内状では、頭語に「謹啓」を使用するのが一般的です。

頭語は、文章の最後を締め括る結語とセットで使うもの。

「謹啓」の結語は「敬具」なので、こちらは最後に記します。

時候の挨拶は、季語を使って季節を表すものです。

「○○の候」という書き方で表し、空欄部分に時期にあった適切な季語を入れます。

時候の挨拶に使われる季語一覧はこちらです。

  • 1月…厳寒(げんかん)の侯
  • 2月…余寒(よかん)の侯
  • 3月…早春(そうしゅん)の侯
  • 4月…陽春(ようしゅん)の侯
  • 5月…新緑(しんりょく)の侯
  • 6月…梅雨(つゆ)の侯
  • 7月…盛夏(せいか)の侯
  • 8月…残暑(ざんしょ)の侯
  • 9月…初秋(しょしゅう)の侯
  • 10月…秋冷(しゅうれい)の侯
  • 11月…晩秋(ばんしゅう)の侯
  • 12月…初冬(しょとう)の侯

時候の挨拶の後には、さらに挨拶を続けます。

よく使われるのはこちらの例文です。

  • 皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます
  • 益々御健勝の御事とお慶び申し上げます

いきなり要件を伝えるのは失礼なので、挨拶はしっかりと行うのがマナーです。

2.故人との続柄や名前を書く

続いて、法事を行う旨を伝えながら故人との続柄や名前を書きます。

例文

  • さて 来る○月○日は亡母(故人との続柄) 恵美子(名前)の一周忌法要にあたります
  • このたび左期日程にて亡兄(故人との続柄) 隆司(名前の)の三回忌法要を営むことになりました

前後の文章にはいくつかパターンがありますが、続柄や故人の名前は必ず書きます。

下の名前だけで十分ですが、喪主(自分)と故人の苗字が違う場合はフルネームで記載するのが一般的です。

3.法事が行なわれる日時を記す

案内状の役割は、法事の日時を知らせて出欠をとること。

法事の日時は丁寧に分かりやすく記載しましょう。

例文

日時 令和○年 ○月○日(○曜日) 午前○時より

ポイントは、元号や曜日までしっかり記載している点です。

開始時間も午前と午後を間違わないように、はっきりと記しておきましょう。

4.会場となる場所の説明

葬儀場やお寺、自宅など会場の情報も正確に記載することを心がけましょう。

場所の名前だけでなく、住所や所在地の電話番号も載せておくのがマナー

特に、遠方からの参列者は場所に辿り着くまでが一苦労ということもあります。

電話番号があればナビで検索したり、直接問い合わせをしたりすることが可能に。

分かりにくい場所に位置している場合は、「○○店の右隣です。」など一言添えておくと親切です。

5.会食の有無について

法事では、終わった後に会食を行うのが一般的。

ただし、会食は必ず行なわなくてはいけないものではありません。

法事の種類や開始時間によっては、行なわないこともあります。

会食に参加する場合、参列者は香典に食事代を含めるのが慣習です。

誤解を与えてしまうことがないように、案内状には会食の有無も必ず記載しておくようにしましょう。

例文

法要後 会食をご用意しております

6.差出人の氏名と住所を記載する

往復用のはがきで出す場合は、最後に差出人(自分)の氏名と住所も記載します。

ここは、普段の手紙や郵便物と同じ書き方で問題ありません。

マナーとしては、電話番号も添えておきましょう。

理由は、案内状に関する質問や法事の出欠についての連絡が来ることがあるから。

自宅の固定電話でも個人の携帯電話でも構わないので、日中連絡の取りやすい方を掲載しておくのがおすすめです。

7.返送期限を伝える

はがきの一番最後には、出欠を知らせる返信の返送期限も明記しておきましょう。

例文

※お手数をお掛けしますが○月○日までにお返事を返信用のはがきにてお知らせください

返送期限の目安は、法事の2週間前前後です。

回収したはがきの整理や会食の準備などを考えると、早めに返信をいただくのが吉。

とはいえ、案内状の到着から返送期限までの時間が短すぎると、失礼にあたります。

参列者の都合や仕事など、予定を軽んじているような印象を与えてしまうためです。

理想のスケジュールはこちらです。

  • 法事の1ヶ月前…相手に案内状が届く
  • 2週間後(法事の2週間前)…返送期限
  • 法事までの2週間…出欠の人数を確定して準備

とにかく、全体のスケジュールに余裕を持って準備を進めるのが大切だということを覚えておいてくださいね。

法事の案内状に使用するはがきの種類

法事の案内状は、往復はがきか封筒に入れて送ります。

手軽なはがきか、古くからの慣習に従った封筒タイプか。

ここからは、法事の案内状に使用するはがきの種類をご解説します。

往復はがき

往復はがきとは、通常のものと返信用のものとが一緒になったはがきのことです。

受け取った方は、そのままそのはがきに返信を記入して返送することができます

1枚で情報伝達と返送が済んでしまうので、手間が省けることでよく使われているようです。

この往復はがきは、法事の案内状にもぴったり。

郵便局や通販などで手軽に購入できるので、まとめ買いをしておくと安心です。

返信用のはがきを同封した封筒

案内状を封筒に入れて送る場合は、返信用のはがきを必ず同封します。

この用意がないと、受け取った方は自らはがきの手配をしなくてはなりません。

こちらから案内をしているのに、相手に余計な手間をかけさせることは絶対にタブー。

切手代なども負担させてしまうことになるので、返信用のはがきはくれぐれも同封し忘れないように気をつけてくださいね。

法事の案内状の封筒の入れ方

法事の案内状を封筒で送る場合、入れ方のマナーが気になりますよね。

覚えておいていただきたい知識は、1つだけあります。

最後に、法事の案内状の封筒の入れ方をご紹介します。

一重の封筒を使う

法事の案内状を入れる封筒は、一重のものを使うのがマナーです。

なぜ二重のものがだめなのかというと、「不幸が重なる」という意味を連想してしまうから。

弔事では、基本的に重なるというワードはNGだということを覚えておきましょう。

デザインは、白色の無地のものを選びます。

法事の案内状を入れる封筒に、専用のものはありません。

文房具店などに売っている市販のもので構わないので、一重という点以外にはあまりこだわらなくても大丈夫です。

法事の案内状の書き方とはがきの種類【まとめ】

法事の案内状は、はがきと封筒のどちらで送っても構いません。

書き方にはテンプレートがあるので参考にしながら、丁寧な案内文を書けるように心がけます。

法事の直前に慌てて出すようなことがないように、期限には余裕を持っておいてくださいね。

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