2019-09-09

法事・法要|四十九日・一周忌・三回忌・年忌について詳しく解説

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法事・法要|四十九日・一周忌・三回忌・年忌について詳しく解説

この記事の目次

法事の意味とは、「亡くなった方のご冥福を祈り、ご供養をする儀式」ということだけでしょうか。

日本では、よく見かける風景でもあり出席することも多々あると思います。

では、外国の宗教であるキリスト教やイスラム教などにも法事のような儀式はおこなわれるのでしょうか。

法事の意味は、亡くなった方への想いを再確認しながら浄土で安らかにお眠りいただくためのお祈りです。

亡くなった方への想いは、たとえ宗教が異なっても同じではないのでしょうか。

しかし、近年、法事の回数が減っている傾向にあるようです。

それはなぜでしょう。

この記事では、法事の意味を考え、法事の必要性、重要性を解説してみました。

ぜひ、ご覧いただき今後の法事にお役立てください。

法事をおこなう意味

人は亡くなってから七日ごとに閻魔大王様(えんまだいおうさま)によるお裁きを受け、極楽浄土に旅立てるか否かの判定を待つのです。それが、四十九日目で、その期間を生と死の間「中陰」といいます。

その中陰に登場するのが、泣く子も黙る閻魔大王。

世にも恐ろしい閻魔大王様?

閻魔大王様とは、どのような大王なのでしょう。イメージとしての閻魔大王様は地獄に住んでいて、とっても怖い印象がありますが見たことがある人はいるのでしょうか?

人が亡くなると、「天国」(浄土)か「地獄」どちらかに行くことになるようですが、この決定の裁判官が閻魔大王様。

実は、閻魔大王様は恐ろしい方ではなくお地蔵様の地蔵菩薩として私たちを見守ってくれているという心穏やかな大王のようです。

閻魔大王は十王のリーダー的存在

一般的に、閻魔大王様は1人しかいないと思われているようですが、あの世には10人の大王がいらっしゃるようです。その中のリーダーとなるのが閻魔大王様。

人は死んだからといって直ぐには「天国」(浄土)にも「地獄」にも行けないようです。

死んだ魂は6日の間をかけて険しい道のりを歩み十王のもとに辿り着くということ。

そして、7日目に初めて「天国」(浄土)になるか「地獄」になるかの審判を受けることができます。

この審判に備えて遺族が故人の浄土行きを、お願いする儀式が初七日となるのです。

ですが、この初七日でまだ決定されるわけではありません。

その後も、七日おきに法要をおこない四十九日目に審判が決定され、通常は遺族の忌明け(きあけ、いみあけ)となるようです。

閻魔大王=地蔵菩薩

皆さんは、地蔵菩薩を見たことがありますか?地蔵菩薩はあの閻魔大王様が化身した姿だそうです。

閻魔大王様はお地蔵様として現世の人を見ているため人間の死後の魂を裁くことができるのだとか。そうなのです、私たちはお地蔵様に化身した閻魔大王様にいつも見られていたようですね。

昨日まで悪いことをしていた人は今日からは改めなくてはなりません、お地蔵様があなたを見てますよ!

閻魔大王の裁き

閻魔大王様はあらゆる方法で罪を解き明かすのです。

十王が存在する「冥界」では四十九日までの間に7回の裁判をおこないます。

そのうち5回目を担当する裁判官が閻魔大王様となるわけですが、その裁きはとても厳しいようです。

閻魔大王様はまるで光を放つかのような眩しい眼光、雷のように恐ろしい声で死者の罪を読み上げます。もちろん、嘘もお見通しなので嘘はつけません。

正直に話さないと罪が重くなり...。

閻魔大王の裁きのあとに待つのは

閻魔大王様が裁きを下したあとには六道の世界があるそうです。

・三悪道

地獄同 餓鬼道 畜生道

・三善道

修羅道 人間道 天道 (修羅道は悪道に含まれるケースもあり)

墓地に行くと、6体のお地蔵さまが祀られているのを見ますが、これは1体1体が六道の世界の任務を任されているようで、私たちを見守ってくれているという説もあります。

この六道の中でも、もっとも過酷な世界が地獄道です。

地獄道の中は8種類の地獄に分かれているのですが、これをもっと細かく分けると136地獄。

代表的な地獄

・等活地獄 殺生を犯した者

・黒縄地獄 殺生と盗みを犯した者

・叫喚地獄 上記の罪と飲酒の罪を犯した者

・大叫喚地獄 上記の罪と嘘をついた者

・焦熱地獄 上記の罪と邪見をした者

・大焦熱地獄 上記の罪と犯持戒人した者

・無限地獄 上記の罪と父母や阿羅漢の殺害を犯した極悪人

その他の世界

・畜生道 人間以下の動物に生まれ変わる

・餓鬼道 飢えと渇きに苦しむ

・修羅道 終始戦い続ける

・人間道 四苦八苦悩まされる

天道 苦しみがない

人は亡くなったあと四十九日法要までの法要をおこなうことで、死後の世界が決まるようです。

故人に天道へ行ってもらい安らかに眠っていただくために、四十九日法要まではしっかりとご冥福を祈りご供養しましょう。

ちなみに、閻魔代走様には正月休みとお盆休みがあるため、年に2回、地獄の蓋(ふた)が開けられるようです。現世でこの時期が「藪入りの日」となりたくさんの人がお参りしますが、それによって、地獄に堕ちた死者たちは苦しみから免れるようです。

四十九日までの法事

故人が亡くなってから四十九日までは遺族が七日ごとに法要をおこなうのが一般的。

亡くなってから、お通夜、葬儀、最近の傾向では葬儀の後に初七日をおこなうケースが増えているようです。

そのため、初七日の法要は遺族だけではなく葬儀に参列した親族や知人も続けて参加することが多く、僧侶の読経、焼香、お斎もおこないます。(※お斎 法事の後で法事主催者が参列者を招いておこなう食事会の場)

それ以降の四十九日までは、遺族だけで営まれて僧侶の読経や焼香などは省かれるようです。

四十九日

閻魔大王様の裁きが下り、遺族の忌明けとなるのが四十九日です。

この日は、遺族だけではなく親族や知人たちも参列し、僧侶の読経のあとお焼香やお斎をおこないます。

その後、ご位牌を仏壇に納め、白木の位牌を寺、菩提寺に納める作業をおこなわれることになるでしょう。また、この四十九日の法事で納骨となる場合が大半だということです。

法事のお布施

お布施は、葬儀や法要によってお寺に支払う費用によって変わってくるようです。

お布施といっても、その中に戒名料が含まれているケース、僧侶の読経量だけのケースがあります。戒名料には格付けがあるので包む金額も違ってきます。

また、お布施のほかに、お車代(交通費)や御膳代(お斎に不参加の場合)なども一緒にお渡しするようです。

一般的なお布施の金額

・お布施 30,000円程度

・お車代 5,000~10,000円程度

・御膳代 5,000~20,000円程度

また、地域によっての違いもあるので法事をおこなう際にお寺に直接、確認をとっておくと良いですね。

お経

読経では何を読んでいるの?

読経とはお経を読むことです。

実際に葬儀や法事で聞かれた方も多いとは思いますが、何を読まれているのか分かる人はいますか?

何を読まれているのか分からないにせよ、故人のご冥福のために一生懸命、棒読み?してくださっているのですから真面目に聞かなければならないと思ってしまいますよね。

お釈迦様は「読経は死者のためにはならない」と教えられたそうです。

では、なぜ、私たちは故人のためにお経をあげてもらうのでしょうか。

お経とは、お釈迦様が説かれた教えを、お弟子が記録して残したものだったのです。

お釈迦様が書き残されたものはないのですが、お釈迦様が亡くなったあとに、特に優れた弟子たち500人がお釈迦様の説かれた教えをまとめたものになります。

つまり、お経とは、お釈迦様が説かれた説法を書いて残したものだということです。

その書き残されたものが「仏典結集」(ぶってんけつじゅう)といいます。

皆さんも、法事の時に僧侶と同じお経が書かれた本?のようなものを渡されて一緒に読んだことがあると思いますが、読めませんよね。

読める字もありますが、意味は全然分からないはずです。

しかも、お釈迦様はインド出身のはずなのに全部、漢文。

もともとは、教えをインドの言葉で伝えたようですが、中国に渡った際に中国の漢文に翻訳されてしまいました。

これは、なかなか理解できませんよね?

それでも、やはりお釈迦様の教えは「さとり」

お釈迦様は死んだ人のために教えを説くのではなく、生きている人のために教えを説いているようです。

教えが説かれているというお経も、死んだ人のためではなく、生きている人のためと理解しても良いといえるのではないでしょうか。

法要で読経をあげるというのは、死んだ人のためではなく、私たち生きている人全てに対して幸せを願う教えを説かれていたということなのですね。

法事での読経は通常20分程度だそうですが、今度からは真剣かつ真面目に聞いてみましょう!

四十九日以降の法事

四十九日以降の法事では、百か日が最初になります。

百か日は四十九日と一緒におこなわれ省略するケースが多いようです。

その後は年忌法要となります。

一周忌

亡くなった方の満一年目の法要となり、遺族や親族、知人などを招いておこないます。

僧侶に読経してもらい、焼香。

四十九日法要と同じ規模でおこなわれることが多く、この一周忌で喪が明けることになります。

三回忌

亡くなった方の満二年目の法要となり、遺族や親族、知人などを招いておこないます。

僧侶に読経してもらい、焼香。

一周忌法要より規模が小さくなるようです。

その後、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌とありますが、ほとんどが遺族や親族でおこなわれることが多くなります。

一般的に、法要の規模は徐々に小さくしていくようで、三十三回忌、または五十回忌で年忌法要が終了となることが多いようです。

まとめ

法事の意味とは実に深いもの。

お経には人生の目的が明かされているようです。

人は死ぬことが分っているのになぜ、生きなければならないのか。

どんなに幸せに生きることができても死は訪れます。

また、反対にどんなに不幸な生活を強いられていても死は平等に訪れるのです。

法事や葬儀でお経を聞くことは、誰にも平等に訪れる「死」の意味を考え、人生の意味を見つめる機会となるのではないでしょうか。

法事の意味とは、亡くなった方へのご供養でもありますが、生きている人間への戒めを表しているともいえそうです。

 

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