2019-09-09
離婚して再婚、離婚してシングル|それでもしたい終活のススメ
この記事の目次
いきなりですが、離婚して再婚するってどう思いますか?
別に、離婚しないで再婚するわけではないので法律上の問題はありませんよね。
でも、女性の場合は離婚して直ぐには結婚できません。(現在は離婚後100日に改正)
離婚して再婚、決して結婚に懲りているわけではないようです。
少し年齢が高い人の話題になりますが、歌手の橋幸夫さんをご存知でしょうか。
橋幸夫さんは、現在76歳でかつては「潮来笠」や「いつでも夢を」など数々のヒット曲を出した有名な歌手なのです。
その橋幸夫さんは、何と!
終活目的で離婚して再婚なさったのだとか?!
今日は、その辺の事情を含めて離婚、再婚、終活にどんなつながりがあるのかを追ってみたいと思います。
ぜひ、ご覧いただき今後の終活にお役立てください。
橋幸夫さんとは
現在76歳、歌手でもありますが俳優や作曲家、プロデューサーとしても活躍されているようですね。
デビューは1960年だということですから、もう芸能活動は60年にもなります。
最近の人はあまり知らないと思いますが、ものまね芸人の清水アキラさんが橋幸夫さんのものまねをされているのは見たことがあるのではないでしょうか?
その歌手である橋幸夫さんが、熟年離婚していたのです。って、別に驚くことでもありませんが、その理由が本当に驚いてしまうことだったのです!
橋幸夫、離婚の理由
橋幸夫さんの離婚の驚くべき理由が「終活」だということなのですが???ですよね。
離婚の理由が終活ということは、どういうことなのでしょう。
終活とは、死と向き合い、自分の人生を見つめなおすこと、自分らしく生きることのような意味になります。
橋さんは、まだまだお元気そうですが終活は当然考えても良い年齢です。
いえ、76歳という年齢だからこそ、人生の終わりについて考えたのかもしれません。
人生の終わりを考えて、当時の奥さまと最後まで寄り添っていけるかと悩んだのではないでしょうか。
人生の終わり地点を考えた時に橋さんと同じ考え方を持つ人が熟年離婚を選ぶようです。
パートナーと最後まで寄り添っていけるか、寄り添っていたいか。
離婚後、再婚なさったお相手は、きっと橋さんの今後の人生に相応しい(ふさわしい)女性なのでしょう。
離婚後再婚を選ばなかったケース
橋さんは、離婚して再婚されましたが、再婚しない人もいます。
男性より女性の方が寂しがり屋さんじゃないのかなと思える人を紹介していきたいと思います。
秋野暢子さんの場合
こちらは、女優の秋野暢子さんです。
秋野暢子さんは、現在62歳の女優でありタレントとしても活躍されています。
いつも若々しく凛々しいお顔立ちなので、とても62歳には見えませんよね。
秋野さんは、1983年に1度結婚なさっていますが、その後17年の結婚生活に終止符を打ち離婚なさいました。
それからは再婚することもなく、シングルマザーとして娘さんと2人で生きていくことを決意なさったようです。
その秋野さんは、60歳の時に『日本尊厳死協会』に入会。(延命措置等を望まないため)
秋野さんのお母様も60歳で入会したということです。
秋野さんが、『日本尊厳死協会』に入会しようとした理由が、これもまた終活の一環としてなのだとか。
死を目前とした時に「家族に迷惑をかけたくない」。
そんな思いが終活への取り組みとなりました。
秋野さんが取り組んでいる終活は『日本尊厳死協会』への入会だけではなく、エンディングノートをつけて娘さんに残す財産等がすぐ分かるように配慮されているようです。
また、最近の秋野さんのマイブームは断捨離。
現在は1人暮らしだという秋野さんですがワンちゃんグッズ、ネコちゃんグッズは捨てられなくて増える一方だそうです。
離婚して再婚の道を選ばなかった秋野さんは、終活の準備も明るくポジティブ。
1人で生きていくことを決めた女性の終活は、娘さんへの愛情に溢れた(あふれた)ものになりそうですね。
渡辺えりさんの場合
さて、今度は女優の渡辺えりさんの終活をご紹介したいと思います。
渡辺えりさんは現在64歳、女優のほかにも演出家、劇作家、作詞家などのあらゆる才能を発揮されています。
渡辺えりさんといえば、豪快なイメージがある女優さんですが、プライベートでは1996年に12歳も年下の俳優さん土屋良太さんとご結婚なさっていました。
しかし、2019年4月にはその俳優さんと離婚。
このケースも熟年離婚となるのでしょうか、微妙なところです。
渡辺さんは、劇団を仲間と立ち上げていますが、今回も27歳も年下の劇団員との不倫が原因だとも言われているようです。
年下の男性にモテモテなんて羨ましい限りですね。
そして、渡辺さんは土屋さんと離婚後、住んでいるマンションを大々的にリフォームしたということなのですが、このリフォームこそ終活の1つだと言えそうです。
渡辺さんは、ご両親2人ともが認知症を発症していて「いつ自分も発症するか分からない」という不安を抱えているのだとか。
そこで、60歳を機に「老後を快適に生きる」という終活の準備。
つまり、マンションのリフォームは終活の一環だったのですね。
終活を準備する女性は強い意志を持つ、ポジティブな思考の持つ主が多いように感じます。
あまり人に頼らない、そんな面があるようですね。
財前直見さんの場合
最後は、やはり女優の財前直見さんをご紹介したいと思います。
財前直見さんは、現在53歳の女優さんです。
財前さんも、男のお子様が1人いますが離婚しています。
離婚後は再婚することはなく、シングルマザーとしてお子様と過ごされているようです。
最近でこそ、テレビでの露出は少なくなっていますが、お子様のためともいえる住居の拠点を東京から出身地の大分に移されていて大変なのではないかとも思えます。
そんな財前さんも、実は終活を準備されているのだとか。
財前さんも見た目通りにキリリとした強さを感じさせる女性だと思いませんか?
子供はいるものの決して人を充てにしない、自分の老後の面倒は自分で見る!的な意思をヒシヒシと感じます。
そのためなのか、女優という立派な職業を持ちながら「終活ライフケアプランナー」の資格を取得したそうです。
この資格を取ろうと考え始めたのが50歳を迎えるころだったと言うことですから、人生の折り返し地点の時期の決意だったようですね。
その後も、心理に関する資格を6種類取得。
自分が死ぬことで周りに迷惑をかけたくない、そう感じている人にアドバイスをしたいという思いが財前さんのハートに火を点けたようです。
離婚して再婚するケースの終活
橋幸夫さんの終活を見てみると、橋さんは死と向き合うためには離婚して再婚が必要だったようです。
離婚される前の奥さまとは、40年以上続いた熟年カップルだったそうですが、そんなに長く連れ添ったお相手でも最後まで寄り添う気持ちになれなかったということですね。
でも、その決断は素晴らしいことだと思います。
もう、若くはない、死と向き合う年齢まで来ているんだ!
その強い意志こそが終活には必要なのではないでしょうか。
シニア再婚のネック
シニアともなれば離婚なさっている人、パートナーと死別している人も多くなります。
再婚することは素晴らしいことなのですが、そこでネックとなるのが財産です。
芸能人の中でもシニアとなると、そんな噂話がチラホラありますよね。
なぜ、再婚することで揉めてしまうのでしょう。
それは、財産があるからです!
財産である預貯金、不動産の扱いが再婚相手と子供との間において利害が一致しないことで争われてしまうのです。
う~ん、財産、資産、縁がない人には理解しがたい悩みですね。
ほとんどの場合で感じることですが、男性は奥さまに先立たれるとキツイようです。
ですが、女性は旦那さまに先立たれても逞しく生きている方が多いように思います。
このように、男性が残された場合のお1人様生活は非常に寂しく、不便でもあります。
そんな時に、良いお相手とご縁があり再婚。
なまじ、財産があると揉める原因になるのですね。
それでも、ある程度の年齢になりパートナーが出来るということは生きる励みにもなります。1人で寂しい老後を過ごすよりズッと良いことですよね。
お子様からしてみれば、年を取られたお父様やお母様が離婚して再婚、あるいは死別して再婚するとなると喜ばれることもありますが、心配なことも出てくるはずです。
そうならないためにも、終活の準備をおすすめします。
終活のススメ
終活とは、死と向き合い、自分らしく生きるための準備をする活動。
シニアとなり離婚して1人で生きていくか、パートナーを探し再婚するかは人それぞれです。
でも、どちらにせよ終活を準備しておくことで安心して余生を過ごすことができるのではないでしょうか。
では、終活を取り組む際の方法にはどんなことがあるのでしょう。
エンディングノートを書く
エンディングノートに、自分に関することを書いておけばイザ!という時に家族は慌てなく済みます。
・自分に関すること
・仕事のこと
・医療のこと
・介護のこと
・友人や親類のこと
・資産のこと
・葬儀やお墓のこと
・ペットのこと
何でも良いので伝えておきたいことを書いておきましょう。
断捨離
・身の回りの生前整理をします
遺言書の作成
・遺言書はエンディングとは別(法的効力がある)
特に、法律的にではなく自分の意思で分け与えたい相続者がいる場合は必要となります。
まとめ
今日は、離婚して再婚した橋幸夫さんと離婚したけど再婚はしなかった女優の秋野暢子さん、渡辺えりさん、財前直見さんのお話を中心に見てきました。
離婚して再婚、離婚してシングルかの違いはありますが、共通していることは彼、彼女たちの目的は終活だったようです。
もちろん、4人ともそれなりの年齢ではありますが、決して生きることに悲観的な考え方からではなく、むしろ、これからの人生をどう幸せに生きていくかの選択に終活をしている様子が伺えます。
終活の入口はシニアからばかりではありませんが、シニアとなるころの再婚は気をつけたいことがありました。
それは、資産があるために子供と新しいパートナーが争ってしまうことです。
そのようなことにならないためにも、終活の準備をおすすめしたいと思います。
余生を自分らしく生きるためにできること、考えてみませんか!?