2019-09-09
離婚の原因・理由ランキング10位までを解説|あなたは当てはまる?
この記事の目次
離婚、様々な原因から離婚となるケースがあるでしょう。
日本の離婚は年々、上昇しているといわれていますが、その理由はどんなことなのでしょう。
また、離婚を申し立てるのは妻であることが多いようです。
男性は、一度結婚すれば生涯共に、といった考え方の人が多いのでしょうか。
それとも、結婚生活に不満を訴える女性が多いのでしょうか。
夫婦の問題は一言では表せない複雑なものが絡みに絡んでいます。
つまり、離婚に関しては「一般的に」という考え方はないということです。
それでも知りたい、「離婚の原因」
離婚の原因となるものはどんなことが多いのでしょう。
今日は、[離婚弁護士ナビ]さんが紹介している『平成29年度司法統計のデータ(婚姻関係事件数 申し立ての動機別申立人別)』を参考にさせていただき解説してみました。
ぜひ、お読みいただき今後の結婚、離婚にお役立てください。
離婚の原因ランキング
離婚の原因はきっと多種多様でしょう。
それは人が多種多様ですから当然と言えば当然です。
同じ浮気が原因でも不倫だったり、ただの遊びだったり本気だったりと様々あります。
これ、とは一概には言えませんが、だいたい大きく分けると下記のような原因が多いようです。
下記は 【裁判所 平成29年 司法統計19 婚姻関係事件数 甲立ての動機別申立人別 全家庭裁判所】 を引用させていただきました。
1位 男性・女性
性格の不一致
2位 男性 精神的に虐待する
女性 生活費を渡さない
3位 男性 その他
女性 精神的に虐待する
4位 男性 異性関係
女性 暴力を振るう
5位 男性 家族親族と折り合いが悪い
女性 異性関係
6位 男性 性的不調和
女性 その他
7位 男性・女性
浪費する
8位 男性 同居に応じない
女性 家庭を捨てて省みない
9位 男性 暴力を振るう
女性 性的不調和
10位 男性 家庭を捨てて省みない
女性 家族と折り合いが悪い
www.courts.go.jp/app/files/toukei/713/008713.pdf
離婚原因ランキングを解説
この表を見ていただければ離婚原因の順位が分かると思います。
その順位について詳しく見ていきましょう。
離婚原因ランキング第1位
離婚の原因で1位に挙げられているのが男性、女性とも性格の不一致です。
でも、これって曖昧(あいまい)な言葉ですよね。
ある意味、何でも性格の不一致に含まれてしまうからです。
何をするにも合わない、これが性格の不一致になってしまうのですね。
しかし、性格などというものは結婚前の交際中に分かっていたはずではありませんか?
それが結婚して一緒に暮らすようになると性格が変わってしまうのでしょうか?
そうじゃないようです、性格というよりも習慣や価値観の違いがはっきりと出てきてしまうのでしょう。
もともと全然違う環境で生まれ育って来たわけですから、習慣や価値観などというものは違っていて当たり前。
それに如何に(いかに)歩み寄れるか、尊重していけるかが問題なのではないでしょうか。
それができなくなり積み重なってくると性格の不一致ということになるのでしょう。
できれば、結婚前にしばらく同棲してみるのもお互いを良く知る手段だと思います。
離婚原因ランキング第2位
2位は男性が精神的虐待、女性は生活費を渡さないとあります。
精神的虐待とは、心のいじめ?
女性は口が達つ人が多いようです、毎日ジワジワと夫をいじめていたのでしょうか。
付き合いで帰りが遅くなる、給料が上がらない、その辺をチクチクとやられていたのでしょう。
女性は怖いって改めて感じたのではないでしょうか。
女性側の生活費を渡さない、これは困ります。
たとえ、共働きだとしても女性の給料だけで家計をやりくりするのは大変です。
ましてや、子供がいれば女性が働くのに限界があります。それを分かっていて生活費を渡さないのは物理的な虐待とも言えそうです。
離婚原因ランキング第3位
続いて3位は、男性その他、女性が精神的に虐待となります。
最近は虐待、DVの形にも色々あるようで、モラハラ(モラルハラスメント)なんていう言葉があります。
少し前になりますが、芸能人でもおしどり夫婦といわれていた高橋ジョージさんと三船美佳さんがいました。
このお2人が離婚理由にモラハラを挙げたことで一躍有名になりましたよね。
高橋ジョージさん、テレビに映る印象とは大分かけ離れていたようです。
モラハラする人は、わがままで自己中心的な人が多いと言われています。
そんな人と結婚生活は自分の意見や考えを我慢してしまい相手に合わせようとしてしまうでのしょう。
高橋ジョージさんと三船美佳さんは年齢差が24歳くらいありましたが、三船美佳さんの方がずっと大人だったようです。
これも一種の価値観の違い、性格の不一致ということになり、それを押し付けてくることがモラハラなのではないでしょうか。
離婚原因ランキング第4位
4位、男性は異性関係、女性は暴力を振るうとあります。
男性側が上位に異性関係を挙げているようですが、これには色々な背景があるようです。
女性の社会進出が進み、仕事だけでなく飲み会やネットなどで出会いの機会が増えてきていることから、女性の異性関係も多くなっているようです。また、女性側から夫の異性関係が上位に挙がらない理由として、夫の異性関係があったとしても離婚原因にしないのは経済的な自立が難しいことがあるようです。
男性が女性に暴力を振るうのはただの弱いものいじめにすぎません。どんなに腹が立っても女性や子供に暴力を振るうことは絶対に許されません。
命の危機でもある暴力は絶対的に離婚の原因となります。それでも、報復を恐れて離婚に踏み切れない妻もいるようです。
離婚原因ランキング第5位
5位は、男性が家族親族と折り合いが悪い、女性が異性関係。
この、男性が家族親族と折り合いが悪いというのは、妻が自分の家族と折り合いが悪いのか、それとも、男性である夫が妻の家族と折り合いが悪いのかよく分かりません。
ここでは、男性が妻の家族親族と折り合いが悪いということで考えてみたいと思います。
一般的には夫が妻の家族と暮らすケースは少ないようですが、一緒に暮らしてなくても何かしらの行事で顔を合わせることもあります。行事などというものは年に何回もあるものでもないのに我慢できないこともあるのですね。
妻のことは愛していても妻の家族親族とは合わないという人もいて当然ではないでしょうか。
実家大好き妻がたくさんいるので、夫は不満に思うのかもしれません。
女性は、意外にもここで夫の異性関係が挙げられています。実際はもっといそうな感じがしますが、やはり、夫に異性関係があったとしても離婚できない事情があるのでしょう。
「男の浮気は甲斐性」などといった慣習が根強く残っているのでしょうか。近年、男性も女性もSNSの普及から出会いのチャンスはいくらでもありそうです。
そのうち、「女の浮気は甲斐性」などという慣習もでてきそうですね。
離婚原因ランキング第6位
その次は6位の、男性は性的不調和、女性はその他となっています。
性の問題は夫婦ならとても重要なことです。最近、よく聞くようになったセックスレス。
これは、想像に過ぎないのですが、どちらかというと妻が拒否することが多いような気がします。でも、それもあまり続いてしまうと夫の浮気、不倫の原因にもなってしまうでしょう。
また、妻が夫の要求に応じないのは日頃の鬱憤(うっぷん)が溜まっているからかもしれません。子育てを妻だけに押し付けていたりすると妻は疲れて早く寝てしまいたいものです。女性は男性処理の道具ではありません。
本当に愛し合っているなら、お互いを労わることから初めてみませんか?
離婚原因ランキング第7位
7位に挙げられたのは、男女とも共通の浪費です。
お金を使い過ぎてしまう、これは困ってしまうでしょう。
だいたい男性の浪費先はお酒関係、ギャンブル関係が多くなり、女性はファッション関係が多くなるようです。
お互い、家計どころか消費者金融やカードローンなどに手を出してしまったらもう離婚も考えてしまいますよね。
どうにか、趣味の範囲で納めてもらいたいものです。
離婚原因ランキング第8位
続いて8位は、男性が同居に応じない、女性は家庭を捨てて省みないとなります。
これは両方ともどういう意味なのでしょう。
同居とは?親との同居という意味ではなく、夫婦の同居のようです。
そもそも夫婦は同居し、互いに協力しなければならないという民法もあるようで、同居に応じない場合は「同居義務違反」となるということです。
ですが、同居しない理由が、不倫問題、モラハラ、DVなどによるものなのか、または、性格の不一致や夫婦喧嘩によるものなのか、事情にもよりそうです。
女性側の、家庭を捨てて省みないという夫はたくさんいそうです。
家庭を捨てて、捨ててですよ、省みないって、要するに家庭、家族に全く協力をしない夫ということですよね。家庭を持つ資格もない男だと思います。
仕事はしない、酒は飲む、育児も家事も何も協力しない夫と離婚しない妻は神です。
離婚原因ランキング第9位
9位は、男性が暴力を振るう、女性が性的不調和となっています。
これは...、女性にも暴力を振るう人がいるということになりますよね。
意外にも、結構増えていて大きく問題になることもあるようです。
強い妻を持った男性のみなさん、気をつけてください。
女性側の性的不調和ですが、夫からの要求が多すぎることや子作りに非協力、夫の異常な性癖やセックスレスがあるようです。また、夫側に何か問題があるケースもあります。
性の問題はなかなか人に相談しづらいケースが多く我慢に我慢を重ねた結果、耐えきれず離婚となるのでしょう。
離婚原因ランキング第10位
そしてラスト10位は!
男性が家庭を捨てて省みない、女性が家族親族と折り合いが悪いになります。
女性にもいるのですね、家庭を捨てて省みない人って。
最近、頻発している子供の虐待もこのケースなのでしょうか。
女性にとって子供や家族よりも大切なものなどないはずです。
「家庭を守るのは女の役目」などとは言いませんが、結婚したのですから最低限のルールは守っていただきたいと思います。
そして、女性の家族親族と折り合いが悪いですが、これはもう典型的な嫁姑問題ですね。
親と同居する男性と結婚したら必ずと言ってもいいほど出てくるのがこの嫁対姑バトルではないでしょうか。
女性にとって嫁・姑問題は永遠のテーマになりそうです。
特に、夫がマザコンだったりしたら最悪のパターンになります。
もちろん、姑ばかりではありません。
舅、小姑などがいたら嫁は逃げだしたくなるのも分かる気がします。
離婚からの終活
離婚には様々な原因があります。
夫婦にしか分からい理由があるでしょう。
それを誰にも止める権利も義務もないかもしれません。
でも、少しだけ冷静になって考えてみるのもアリだと思いませんか?
あなたが何歳かは分かりませんが結婚していたのですから、当然大人です。
大人には責任があります。
ただ一時の感情ばかりで離婚に踏み切ったわけではないとは思いますが、まだまだ生きていかなければなりません。
離婚するにあたって、心の整理ができたのなら終活の準備もしてみませんか?
終活もある意味、心の整理でもあります。
ですが、決して死ぬ準備をしましょうと言うわけではありません。
新しく生きるための準備が終活なのです。
終活、それは死と向き合い、これからの人生を自分らしく生きるための準備。
詳しくはこちらを見ていただけると幸いです。
「40代・50代からはじめる終活~その必要性や、重要性~決して早くはない天国への準備」
https://syukatsu-susume.com/articles/00129
記事には40代・50代と書かれていますが30代でも決して早くはないのです。
ぜひ、ご覧いただき、今後の人生の1ページにお役立てくださいね。
まとめ
ここまで、様々な離婚原因を見てきました。
きっと、あなたにも思い当たる節があったのではないでしょうか。
結婚生活を続けていれば誰でも1回や2回、いやいや何十回も離婚したいと思うことはあると思います。
それでも世の中の夫婦の大半は離婚せずに済んでいるとは思いませんか?
それは、もしかしたら妥協しているのかもしれません。
人生に絶望してしまい、何をしてもしょうがないと開き直っているという人もいるでしょう。それはもう、これからの人生もあきらめてしまうことになります。
離婚するにしても、結婚関係を続けるにしても人生は何度でもやり直せるのです。
もう1度、人生をやり直してみたい、見つめ直してみたいと思ったら終活の準備をおすすめしたいと思います。
きっと思い悩んでいたことの答えが見つかり、明日への希望の光が差し込んでくるでしょう。