2019-09-09

葬式で喪主がする挨拶|5つのポイント&霊柩車プチ情報

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葬式で喪主がする挨拶|5つのポイント&霊柩車プチ情報

この記事の目次

お葬式の挨拶には、喪主がする挨拶と参列者がする挨拶があります。

喪主が参列者に対してする挨拶、お迎えする僧侶に対しての挨拶。

参列者が遺族に対してする挨拶と、お葬式には挨拶のシーンがたくさんあるようです。

きっと、参列者はともかく喪主や遺族はお葬式の挨拶は経験があまりなく戸惑うことがあるのではないでしょうか。

とくに、お葬式では出棺前の大切な挨拶もあり、故人のためにも失敗は避けたいものです。

この記事では、喪主にとって大切な儀式であるお葬式の挨拶のタイミングやポイントなどを紹介していきたいと思います。

ぜひ、最後までご覧ください。

葬式とは

葬式とは、葬儀なのか通夜なのかはたまた告別式なのか?

どこからどこまでが葬式なのか、あるいは告別式なのか分からないという人もいるのではないでしょうか。

そして、火葬は葬式の一環なのか、別の種類なのかもよく分かりません。

一般的には、故人の死後の通夜から火葬前までを葬式、葬儀という人が多いようです。

つまり、葬式と葬儀は同じ意味だと理解していいようです。

また、故人の死後から火葬するまでを葬式と理解している人もいます。

それでは、告別式と葬式は違うのでしょうか。

告別式とは

葬式や葬儀が宗教的な儀式であることに対して、告別式とは宗教的な意味を持たない社会的な式典のことを指すようです。

本来の形としては、葬式の後いったん僧侶が退席して、改めて行うものが告別式となるはずなのです。

しかし、最近では時間の関係で儀式が簡略化されることが多くなり、葬式と告別式を続けて行ったり、同時に行うといったケースが多くなっているようです。

霊柩車プチ情報

そういえば最近、霊柩車(れいきゅうしゃ)というものを見なくなったと思いませんか?

10年程前までは度々見たような気がします。

霊柩車を見ると「親指を隠せ!」なんてギュッと親指を掌(てのひら)の中に隠したりしましたよね。何で親指を隠すのかというと、親の死に目に会えなくなる、親が早死にするなどと言われていたからです。

最近のお子さんは見たこともないでしょうね。

それはともかく、あの佇まい(たたずまい)で街中を走っていた霊柩車はどこに行ってしまったのでしょう。

霊柩車とは、ご遺体を運ぶ車です。

ご遺体を運ぶ車だとは知っていましたが、どこからどこまでを運んでいるのを知っていますか?

霊柩車は葬式・葬儀の会場から火葬場までご遺体を運んでいたのです。

その霊柩車を最近、見かけなくなったのはなぜなのでしょう。

近年、葬式・葬儀を斎場やセレモニーホール等で行うことが多くなり、そのような施設には火葬場が隣接していることが多いため、遺体を運ぶ必要がなくなってきたのです。

また、私たちが気がつかないだけで霊柩車は存在しています。

ただ、昔のような車体が神社や神輿寺院(みこしじいん)を模した(もした)宮型霊柩車が少なくなっただけで実際は、バス型霊柩車やバン型霊柩車などは走っているようですが目立たないため気づきにくくなっているのですね。

また、火葬場というものは近隣住民にとってはあまり嬉しくない存在です。

あの、よく見かけた宮型霊柩車が出入りすることで葬儀を連想してしまうため使用が控えられてきているようです。

「霊柩車を見たら親指を隠せ!」の本当の意味は、人の力でご遺体を運んでいた江戸時代の迷信?であり‛‛成仏していない魂の侵入を防ぐため‘‘と言われていたそうです。

日本には、古来から人間の親指には魂の出入りがあるという伝承があったため親指を隠して身を守るという考えがあったとされています。

霊柩車

葬儀の挨拶

喪主としての挨拶は一生で何回も経験するものではありません。

お葬式を主催する親族の代表としての挨拶となるわけですから緊張しますよね。

しかも、大事な人を失ってまだ悲しみも癒えない(いえない)ままバタバタと行事だけが前に進んでいる状態です。

そこで、挨拶をするタイミングや話の内容、ポイントなどを後悔しないように把握(はあく)しておく必要があります。

喪主が葬儀中に挨拶するシーンは何回あるの?

1.お通夜が終了する時

2.お葬式が終了、出棺する時

3.通夜振る舞いの時

4.精進落としの時

このように、大きく分けると4回になるようです。

ただし、1と2は参列者向けにする挨拶となります。

1は参列者に急な通夜にも関わらず出席いただいたお礼、式の終わりを告げ明日の葬儀の告知も含めた挨拶。

2は葬式の終了と出棺する時にする挨拶ですが、この出館する時の挨拶がメインとも言える挨拶ではないでしょうか。

また、3や4は参列者というより基本的には親族や僧侶などの宗教関係者に向けた挨拶となるようです。

故人が亡くなってお通夜から葬式の準備、運営などを手伝ってもらった労い(ねぎらい)でお礼を伝える意味の挨拶になるようです。

挨拶の内容は?

まずは、葬儀に参列していただいたお礼、故人が生前に受けていた恩にお礼といった感謝の気持ちを話します。

前もって準備していても、あまり長い文章はよくありません。

長くても3分くらいに終えるようにしましょう。

前置きはせず、簡潔に故人のエピソードを交えながら話すと、参列者の心に響くものになるようです。

ネットなどで検索すれば定型文があるので、それをもとに自分自身の言葉に置き換えるようにすることがポイントになります。

また、お葬式ということで涙を誘うこともありますが、あまり湿っぽくならないように気をつけましょう。故人のためにわざわざ遠方から出向いてくれた人もいます。

悲しみ嘆くばかりでは、そんな参列者に失礼になってしまうこともあるので、しっかりと感謝の言葉を伝えられると良いですね。

内容のポイントとしては次の3つになります。

・葬儀に参列してくれたお礼

・故人が生前、お世話になったお礼

・葬儀のお礼や案内

お通夜での挨拶

お通夜は故人が亡くなって1番最初に行われる葬儀です。

お通夜は故人が亡くなってから数時間ということもあるので、悲しみが深く、きちんと挨拶できないこともあります。

そのような場合は、型通りの短い挨拶でも構わないでしょう。

ただ、参列者に対しての感謝の気持ちを丁寧に表すことがポイントになります。

出棺時の挨拶

葬式・告別式が終わり、出棺する時の挨拶は葬儀のメイン挨拶となるようです。

喪主は位牌を持ち、遺族は遺影を持って並びます。

挨拶は喪主がしますが、遺族がみんなで参列者にお礼を述べる場でもあります。

気持ちが1つになるように挨拶しましょう。

ここに、葬儀・告別式後の挨拶の例文を紹介したいと思います。

下記は、葬儀・告別式での挨拶 葬儀ベストネット より引用しました。

遺族を代表いたしまして、皆さまにひとことご挨拶を申し上げます。
本日は、ご多用にもかかわらず、ご会葬・ご焼香を賜り誠にありがとうございました。お陰をもちまして葬儀・告別式も滞りなく相すみ、これより出棺の運びとなりました。
生前はひとかたならぬご厚誼にあずかり、今ここに最後のお見送りまでいただきまして、故人もさぞかし皆さまのご厚情を感謝いたしているここと存じます。
なお、残されました○○と○○に対しましても今後とも亡き○○の生前と同様にご指導を賜りますようお願い申し上げまして、お礼のご挨拶とさせていただきます。

sougi.bestnet.ne.jp/aisatsu/?id=a_e_09
 

このような定型文に自分なりの言葉を付け加えます。

挨拶の初めに故人と喪主の関係性を述べることも必要です。

参列者と喪主は初めて会うことも多いので、故人との関係性を理解してもらいましょう。

それから、参列いただいたことに対して感謝の言葉を述べます。

葬儀では「お蔭をもちまして」や「皆様のお蔭で」などと言った言葉が外せません。

参列者はこれからも遺族のために協力してあげたいと思ってくれるようです。

まだ、悲しみが癒えないうちの挨拶となるので立派な挨拶はできないかもしれませんが、誰も責めたりすることはないですよね。

用意した文章を紙に書いておき、それを読んでも失礼にはならないようですよ。

参列してくださった皆さんに感謝の気持ちが伝わればそれで良いのではないでしょうか。

葬儀・葬式で避けたい言葉

葬儀の挨拶には避けた方がよいとされている言葉、忌み言葉があるので気をつけなければなりません。

忌み言葉の例

重ね言葉 

・かさねがさね かさねがさねありがとうございます。

・たびたび   たびたびご苦労さまです。

・たまたま   たまたまお会いできました。

・いろいろ   いろいろな思いがあります。 など

不幸の連続を想起させるような言葉

・引き続き   引き続きよろしくお願いいたします。

・追って    追ってご連絡いたします。

・再び     再びお会いすることは...

・繰り返し   繰り返しお願い申し上げます。 など

不吉を感じる言葉

・浮かばれない 志し半ばでこんなことになるなんて浮かばれないでしょう。

・消える    故人との思い出が消えてしまうなんて...

・迷う     たくさん迷うこともありました。 など

死を連想させる言葉

・急死     急死の知らせを聞いてきました。

・死      突然の死だったのですね。

・存命中    ご存命中にはお世話になり... など

そしてもう1つ、「四」は「し」と読んで「死」を連想、「九」は「く」と読み「苦」を連想「四苦八苦」という慣用句もあるように忌み言葉となります。

まとめ

ここまで、葬儀・葬式の挨拶や、それに纏わる(まつわる)話をしてきました。

葬儀・葬式は心の準備なく訪れるものです。

ましてや挨拶なんて、ある程度年齢が高い人でも何回も経験するものではありません。

葬式の挨拶慣れなんていうのも良いことなのかどうなのか分かりませんが、あまり慣れた挨拶も変ですよね。

そこで、葬式・葬儀での挨拶のポイントは

・3分以内で納める

・故人との関係性を述べる

・参列者にお礼を述べる

・故人に対してのお礼、故人のエピソードなど

・今後の力添えをお願いする

この5 つのポイントと定型文を自分の言葉にして挨拶することをおすすめします。

そして、感謝の気持ちを込めてお話することで参列者の皆さんも安心してお帰りいただけるのではないでしょうか。

 

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