2019-10-10
熟年離婚で後悔をしないために!対策と老後の楽しい計画の立て方
この記事の目次
終活ブームの台頭もあり、近年増える一方の「熟年離婚」。
熟年離婚をしたことで長年の結婚生活から解放されて、より幸せになれた…というのはよく聞く話です。
しかし、実は熟年離婚をしたことで後悔をしているという人がとても多いのも事実。
勢いで熟年離婚をして老後に悲しい思いをしないためにも、後悔する理由を知って対策を売っておくことはとても大切です。
今回は、熟年離婚で後悔しないための対策についてまとめてみました。
老後の楽しい計画の立て方についてもご紹介しているので、今、熟年離婚をするべきかで悩んでいる方はぜひご一読ください。
熟年離婚で後悔をする理由
熟年離婚で後悔をするタイミングのほとんどが、老後を迎えた時だと言われています。
年を重ねることで孤独を感じやすくなり、後悔の念にふける時間が増えてしまうのです。
まずは、熟年離婚で後悔をする理由についてご紹介します。
自分から離婚を切り出したから
自分から離婚を切り出した場合、後悔する確率が高くなるようです。
理由は、自分の選択は正しくなかったかもしれないという思いが湧いてしまうから。
相手から切り出されたのなら仕方なかったと諦められますが、自分からの場合はそうもいきませんよね。
しかし、自分の意思で決断して実行したという事実は大きな自信にもなります。
過去は変えられませんが、未来はこれからの自分の行動と考え方次第です。
正しい選択だったと胸を張って言えるように、これからの将来をポジティブに設計していきましょう。
孤独を感じるようになったから
熟年離婚の場合は、子供が既に巣立っていたり若い頃より友人と遊ぶ機会が減っていたりと、孤独を感じやすい傾向にあります。
特に、家族で暮らしていたのに一人暮らしになった時は、強い孤独を感じてしまうもの。
離婚をして配偶者や家族を失い孤独を感じてしまうのは、避けられないことなのです。
この孤独感を原因に、離婚を後悔する人はとても多いようです。
離婚前には想像できないような孤独を感じてしまう可能性が高いということは、覚悟をしておかなくてはいけませんね。
家族の時間が減ってしまったから
配偶者との仲は悪くても、家族とは良好な関係であるというケースも多いと思います。
離婚をすると、どうしても家族は離れ離れになってしまうもの。
子供の親権が相手に渡った場合は、深い悲しみに陥る方も少なくありません。
また、子供が巣立った後の熟年離婚の場合も、独り身になると我が子や孫と会う機会が減ってしまいがちです。
離婚をしなかった場合の将来や家族の団らんを想像してしまうことも、離婚を後悔する原因の一つといえるでしょう。
一方で、独り身になったからこそ、子供や孫が訪ねてくれる回数が増えるということもあります。
離婚後も家族との良好な関係性を築ければ、後悔の念は減っていくでしょう。
慰謝料を少なく請求してしまったから
離婚を後悔する理由として、金銭的問題があります。
離婚を突然に切り出された場合、準備の不十分などにより慰謝料で損をしてしまうかもしれません。
その時は仕方がないと思えていても、老後にお金の不安が襲ってきたり冷静になったりしてから、後悔することが多いようです。
また、離婚をしたことで失った財産について後悔をする人も。
金銭的問題も、離婚の後悔とは切り離せない問題の一つです。
年を重ねるにつれて老後の不安が襲ってきたから
若いうちは離婚をしてもどうにかなると楽観的になれますが、年を重ねるとそうもいかなくなってきます。
経済面、健康面、孤独死問題など、徐々に老後の不安は襲ってくるものなのです。
そのため、離婚を考えても老後のことを考えて踏み切れないという人は大勢います。
しかし、こういった決断は長年の忍耐によるストレスを抱えるものになるので、「なぜ離婚をしなかったのか」と逆に後悔をしてしまうことにもなりかねません。
同じ後悔をするなら、自分ならどっちの方がいいだろうかと慎重に考えることが大切です。
熟年離婚で後悔をしないための方法【対策】
熟年離婚で後悔をしないためには、対策を打っておくことが大切です。
備えあれば憂いなしで、対策を打っておくことで老後の孤独にも耐えることができるのです。
ここでは、熟年離婚で後悔をしないための方法と対策についてご紹介します。
お金の問題をクリアしておく
離婚後の生活のほとんどの不安は、お金で解決できます。
離婚を後悔しないためには貯金や年金、慰謝料のことなどを現実的かつ計画的に考えておくことが大切。
何とかなるという楽観的な考え方も大切ですが、老後の自分の状態も考慮しなくてはいけません。
働けなくなったら、病気になったら…など、必要最低限かかるお金を計算しておきましょう。
紙に書き出して計算してみると、意外とやっていけるということが分かると思います。
固定費を下げるよう努力して、自分が不安にならない程度のお金を貯金として用意しておけるのがベストです。
老後の計画を念密に立てておく
離婚の後悔や不安をなくすには、とにかく念密に計画を立てて備えることが大切です。
将来的に自分はどういう暮らしがしたいのか、老後のライフスタイルを想像してそれに見合う準備と計画を進めてみましょう。
漠然とした不安は、やはり紙に書くなどしてアウトプットすることで軽減できます。
計画は具体的に、ワクワクするようなものを立てることがポイントです。
悲観的にならずに、理想の将来像をイメージすることから始めてみましょう。
家族や友人との親睦を深めておく
人によっては孤独を好み、家族や友人との交流は苦手という方もいるかもしれません。
しかし、老後を自分一人で生きていくのはとても大変です。
年を重ねるごとに孤独も感じやすくなるので、乗り越えるには家族や友人の助けが絶対に必要。
いざという時に頼れる人が周りにいるだけで、生活の幸福度は大きく変わります。
老後に備えて家族や友人との関係性を良好にしておくのも、孤独と後悔を回避する秘訣です。
自分のやりがいや目標について考えておく
自分のやりがいや目標があれば、孤独や後悔は感じにくくなるもの。
結婚していては実現できなかったような目標達成ができれば、離婚の選択が正しかったことの証明にもなります。
自己肯定感も上がるので、離婚を後悔する可能性は低くなるでしょう。
やりがいや目標は、慌てて無理に作るものではありません。
離婚前に自分としっかり向き合う時間を作って、本心から望むやりがいや目標を見つけてみてくださいね。
熟年離婚の後悔を回避できる老後の楽しい計画の立て方
熟年離婚の後悔を回避するためには、老後の楽しい計画が必要不可欠。
悲観的にならず前向きな計画を立てることで、離婚の選択肢を正しい方へ導くのです。
それでは、熟年離婚の後悔を回避できる老後の楽しい計画の立て方についてご紹介します。
終活に取り組む
終活は、老後の楽しい計画を立てるのに最適です。
理由は自分のこれまでの人生と向き合いながら、本音に基づいた将来設計ができるから。
前向きになるための活動なので、やっていくうちにどんどん活力が湧いてくるというメリットもあります。
終活をする時はエンディングノートを活用しながら、理想の老後のライフスタイルを思い描いてみてくださいね。
恋愛を諦めない
熟年離婚の場合、もう若くないからと恋愛を諦めがち。
しかし、新たな恋愛は心と体を活性化してくれます。
最近では年配の方の結婚や再婚も増えているので、決して珍しいことではありません。
大切なのは、最初から諦めずに挑戦してみる心を持つことです。
出会いの場はどこにあるか分からないので、年齢を気にせず積極的にいろいろな場所に足を運んでみましょう。
積極的に友人を作る
離婚後、新たに友人を作るのも老後の楽しい人生を送る秘訣です。
おすすめは、同じ離婚経験者や独身の方と交流してみること。
悩みを共有したりアドバイスを貰ったりと、前向きな気分になれること間違いなしです。
最近は、インターネットを通じての交流も盛んで増えています。
ブログを開設したりSNSを始めてみたり、積極的に新たな活動に挑戦してみてくださいね。
貯金の使い道を考える
貯金は、老後の不安を解消するためには欠かせないものです。
しかし、あまりに大切にしすぎて倹約ばかりしていては意味がありません。
健康で活力があるうちに、好きなことに使うことも大切です。
結婚生活を頑張ってきたご褒美に、自分だけのための貯金の使い道を考えてみましょう。
旅行に行ったり美味しいものを食べたり、老後に新たな趣味や習い事をするのもいいかもしれません。
離婚後に後悔をしないためには、「(結婚している時よりも)今が一番幸せ」だと思えるような生活を送ることが重要。
考えるだけでもワクワクするような、貯金の使い道を想像してみてくださいね。
新しい趣味を見つける
没頭できるような新しい趣味を見つけると、不安や孤独は解消されます。
新たに習い事を始めるなど、やりたかったことに挑戦してみましょう。
また、最近ではインターネットで発信をしたり、繋がったりすることも。
新しい友人を作れるきっかけにもなるので、積極的に活用していくのがおすすめです。
熟年離婚で後悔をしないための方法と対策【まとめ】
熟年離婚は、珍しいことではなくなってきました。
しかし、一方で孤独な老後を迎えて離婚を後悔している人も少なくありません。
自分の選択を正しかったと胸を張って言えるようにするためにも、老後の楽しい計画を立てるなど、対策はしっかりと打っておきましょう。