2019-12-12

介護職でワーカーという職種はどんな業務?ケアワーカーの役割を解説

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介護職でワーカーという職種はどんな業務?ケアワーカーの役割を解説

この記事の目次

一般的な人から見る介護職の人は誰もが介護士さん、ヘルパーさんだと思われているようです。

しかし、介護職の中では様々な職種に分かれていて業務内容にも違いがあります。

その中でも介護を利用している方やご家族の方から「ワーカーさん」と呼ばれる職種がありますが、「ワーカーさん」とはどのような業務をしている人なのでしょう。

この記事では、介護職のワーカーさんについて解説してみました。

ぜひ、ご覧くださいね。

ワーカーさんは何をしている人?

介護職における「ワーカー」とは「ケアワーカー」となるようです。

ケアとは、色々な意味で使われますが、世話や手入れ、配慮メンテナンスまた、介護も含まれます。医療でもエステでも広く使われる言葉ですよね。

また、ワーカーとは働く人ということになります。

と言うことは、皆さんが介護士さんやヘルパーさんだと思っている人がケアワーカーさんと言うことになります。

では、ケアワーカーさんはどのような働きをしているのでしょう。

ケアワーカーさんのお仕事

ケアワーカーさんは、介護が必要な高齢者や障害のある方の日常生活を援助するお仕事をしています。

例えば、介護施設である老人ホームなどでは高齢者の食事や排泄、移動や入浴など高齢者が生活する上での介護があります。

また、ケアワーカーさんが直接、介護が必要な高齢者の自宅に訪問して同じように身体介助や家事の介助をする訪問介護員として援助することもあります。

訪問介護の主な仕事内容

身体介助として行う介護

・食事

・排泄

・衣服の着替え

・入浴

・口腔ケア

・一定の研修を受けた介護士による「たんの吸入・経管栄養」

これらの身体介助と、それに伴う準備や後片付けなども含まれます。

生活援助の介護

・食事の調理

・掃除

・買い物

・洗濯 など

これらの生活に必要な家事の援助もあります。他には病院で薬を受け取るなど、身体介助にならない程度の身の回りをお世話する介護もあります。

病院に通院する際の乗車・降車の介助

ケアワーカーさんが自分で運転する車に利用者である高齢者を乗せて病院まで連れて行き、移動する時も歩行援助、車いす援助をして受診手続きを介助。病院での受診が終わると自宅までの連れて帰り、移動援助します。

介護士

ケアワーカーの役割は家事代行?

ケアワーカーさんの訪問介護の仕事内容を見ると、まるで「お手伝いさん」か「家政婦」のような仕事に思えてしまいますよね。

ご家族と一緒に自宅で過ごされる高齢者の介護になるのですが、介護が必要な方のための支援でありご家族のための支援ではありません。

例えば、食事を調理するにもついでだからと、ご家族の方の分までは作ることはできません。

洗濯する際も、ついでにとご家族の分の洋服まで洗うことはできないのです。

あくまでも、介護が必要な方の自立生活を支援するのがケアワーカー、訪問介護員の仕事になります。

ですが、ケアワーカーが家族に代わって介護をすることができるのでご家族の方の介護の負担を軽減することができます。

いずれの際にも利用される高齢者お一人お一人に合わせて援助を行うために利用者の生活スタイルを把握することが重要になる仕事です。

※訪問介護(ホームヘルパー)の業務は介護資格が必須になります。

必要な資格

・介護職員初任者研修

・実務者研修

・介護福祉士

これらの資格1つでも所有していると訪問介護員になることができます。

ケアワーカーさんはどこで働いているの?

ケアワーカーさんは高齢者の介護や障害のある方の生活援助を行うため職場は介護施設、老人ホームや障害者施設、病院などで勤務することが多くなります。

主な職場

・特別養護老人ホーム

・グループホーム(認知症対応型居宅介護)

・ショートステイ(短期入所)

・ケアハウス

・ディサービス(通所介護)

・小規模多機能型居宅介護

・訪問介護 など

ケアワーカーとソーシャルワーカーは違う?

ケアワーカーさんの仕事内要は上記に書いてあるように、介護を必要としている高齢者や障害のある方の日常生活を送る際の援助になります。

それでは、ソーシャルワーカーさんの仕事内容はケアワーカーさんと違うのでしょうか?

ソーシャルワーカーの仕事

ソーシャルワーカーさんは、主に怪我をしている方、病気の方、または高齢者や障害のある方、そして、そのご家族の方に日常生活を送る際の様々な悩みや不安などの相談事に関する支援を行う仕事をしています。

ケアワーカーさんが主に行う身体的な介護の援助に対して精神的な援助を行うのがソーシャルワーカーさんの業務ということになりそうですね。

ソーシャルワーカーさんはどこで働いているの?

ソーシャルワーカーさんはやはり、高齢者の介護施設や障害者の福祉施設、その他にも行政機関、病院、学校、民間企業など様々な場所で働いています。

介護職でワーカーさんと言うと、ケアワーカーさんのことを指すようですね。

ところが、介護職のワーカーさんは介護福祉士だと思われることもあるようですが実際はどうなのでしょう。

ケアワーカーと介護福祉士の違いとは?

ケアワーカーさんの仕事は高齢者や障害者の介護になります。

介護と一言で言っても、その仕事内容は実に多岐にわたりますが介護現場で直接、要介護者の介護をする人がケアワーカーさんと言えそうです。

介護福祉士とは、介護職で唯一の国家資格保有者です。

ケアワーカーさんは特定の資格がなくても働くことができますが、介護福祉士は国家資格に合格しないと名乗れない資格になります。

介護福祉士も介護士であり、ケアワーカーさんと同じように高齢者の介護をしますが現場の立場というものが違ってくるようです。

介護福祉士は実務経験があり国家資格保有者ということでケアワーカーより知識や技術が優れていると見られます。

そのため、介護施設などでは責任者となり介護士である、ケアワーカーなど他のスタッフの指示や指導に当たることもあるのです。

ケアワーカーから介護福祉士を目指せる

厚生労働省 平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要より引用

給料

介護の現場では、ケアワーカーと介護福祉士の仕事内容に違いはありません。

ただ、立場と待遇に違いがあるのです。

介護職では資格の有無で給与に大きく差があります。

表を見ると介護福祉士と資格を保有していない介護職では、その差が約5万円あることがお分かりいただけたのではないでしょうか。介護職の中でも介護福祉士の資格保有者は平均を上まわっています。

ならば、介護福祉士を目指してキャリアアップしてみませんか!

介護福祉士になる方法は下の記事に詳しく書いてあるので参考にしてくださいね。

【関連記事リンク】介護福祉士になるには?合格者から資格のメリット・勉強方法8選を紹介

介護福祉士になるには実務経験が必要なためケアワーカーとしての経験が無駄になることはありません。

介護士の給与は働く場所によって変わる?

介護福祉士に限らず、介護職の給与は働く施設や場所によって異なります。

介護職が業務を行う場所は介護施設の老人ホームもあれば昼間だけのディサービスやディケア施設、また、訪問介護などもあります。

介護が24時間必要な施設の入所型施設では介護福祉士の給与は比較的高くなるようです。

しかし、介護が24時間必要だということで夜勤勤務や休日出勤などがあります。

この場合、基本給の他に手当が支給されるので給与は高くなるのです。

反対に通所介護施設であるディサービスやディケアの仕事は昼間の勤務、残業もないということで給与は低くなってしまいます。

さらに、キャリアアップ、給与アップを狙うには上位資格を目指しましょう。

ケアワーカーになるには資格がいるの?

ケアワーカーさんは、介護士さん、ヘルパーさんであることには違いはありませんが、施設によって、または、働く場所によって介護福祉士を「ワーカーさん」と呼ぶところもあるようです。

そして、介護士を介護福祉士と思うこともあるようですが介護士とは介護職全般を表す意味にも使われていて紛らわしいようです。

ですが、介護を利用している高齢者から見れば介護士もワーカーも介護福祉士もみんな同じ介護をしてくれる人になります。

ケアワーカーとして働くには特に資格は必要ありませんが、介護福祉士やヘルパーの資格があると有利になります。

介護職の資格の入口が「初任者研修修了課程」になります。

介護職の「初任者研修」「実務者研修」については下の記事に詳しく書いてあるので参考にしてくださいね。

【関連記事リンク】介護職員の初任者研修と実務者研修はどんな資格?働きながらとる方法も

ケアワーカーさんはキツイお仕事?

ケアワーカーさんを含め介護職は決して楽なお仕事とは言えないようです。

しかも、給与も良くないという評判があります。

ですが、仕事というのはどこでも同じで楽して稼げる仕事などゼロに近くありませんか?

日本では現在、急速に高齢化が進んでいます。

5年後10年後にはさらに高齢者が増加する見込みです。

と言うことは、介護業界は今後も需要が期待できる成長産業となるでしょう。

ケアワーカーとして今から知識や技術を身に着けておけば5年後には介護福祉士という資格に挑戦できます!

介護職は求人も多いため、学歴や過去の転職回数などもあまり問われることがないようです。

また、どうしてもがっつり稼ぎたいという人、空いている時間を上手く使いたいという人は同じ介護職でも派遣という方法、夜勤専従という方法もあります。

この介護職の派遣、介護派遣については下の記事に詳しく書いてあるのでぜひ参考にしてくださいね。

【関連記事リンク】介護派遣で働いている人の立場と現状とは?利点から悩みまで実態を解説!

まとめ

ここまで、ケアワーカーさんについて見てきましたが、ケアワーカーさんとは広い意味で介護職の中でも介護を直接する人のようですね。

介護職初心者でもワーカーさん、介護スタッフでもワーカーさん、介護福祉士でもワーカーさんと呼ばれることがあるようです。

要するに、介護を受ける高齢者にしてみればみんな同じワーカーさんということですね。

ただ、忘れてはならないのが介護福祉士は国家資格保有者なので立場が違うということです。介護福祉士以外は介護福祉士と名乗ることはできません。

ですが、これも介護職員同士の立場であって利用者には関係ないことですね。

介護福祉士にせよワーカーさんにせよ、これからはさらに需要が延びる介護職として期待される心強い仕事には間違いありません。

あなたも介護職の仕事にチャレンジしてやりがいを感じてみませんか?

日本の未来は介護職にかかっていると言っても良いのではないでしょうか!

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