2020-01-01

不倫は犯罪じゃないの?法律上の不倫は不法行為にあたる理由を簡単に解説

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不倫は犯罪じゃないの?法律上の不倫は不法行為にあたる理由を簡単に解説

この記事の目次

先日も芸能界を賑わしていた不倫問題がありました。

若い方に人気の女優さん俳優さんご夫婦のご主人が、

映画で共演したかなり年下の女優さんと不倫したのだとか。そのご主人はツイッター等で相当なバッシングを浴びていましたね~。

不倫とはある意味、犯罪のような行為だと思います。

しかし、不倫は犯罪ではなく「不法行為」。

不倫が犯罪じゃないなんて納得いかない人もいるでしょう。

そもそも、不倫や犯罪の定義とは何なのでしょう。

そこで、この記事では不倫はなぜ犯罪ではないのか、法律上の扱いは何なのかを簡単に解説してみました。

ぜひ、ご覧くださいね。

そもそも不倫の定義とは

不倫って、浮気とどこが違うの?そう思いませんか?

浮気と不倫の共通点は、どちらの場合も特定の配偶者や交際相手がいるのにも関わらず他の異性を好きになること、好意を持つこと。

ここまでは、同じなのにどこから違ってくるのでしょう。

不倫とは、それに加えて肉体的な関係があるかどうかなのです!

ですが、肉体関係なんて好意がなくても持っている方はたくさんいるようですけど。

それはともかく、不倫という言葉は交際関係の人にはあまり使われず、婚姻関係の間柄になると聞かれるようです。

つまり、夫婦のどちらかが他の異性と恋愛関係になり肉体関係を持つことを不倫と言うようですね。

日本の民法で示されるところの不倫とは「特定の相手と不貞行為を繰り返すこと」とされています。

不貞行為って?

不貞行為の範囲はどこからどこまでなのでしょう。

不貞行為の判断ポイントは「性交渉」があったかどうかにかかってくるようです。

しかし、本人の意思が伴わない性行為、つまりレイプ等で無理やり肉体関係を持った場合は不貞行為にはあたりません。

そして、驚くことに1回や2回の性交渉は婚姻関係を揺るがすほどのことではないと判断、キスやハグ、イチャイチャすることも不倫の定義には含まれません。

法律は不倫にあまいようです。

それでは、犯罪って何なのでしょう。

犯罪の定義

犯罪とは何が犯罪となるのか実は微妙で曖昧なのだとか。

誰が見ても犯罪に当たる殺人や強盗などは別ですが、一般的には犯罪だと思われても、意外と逮捕されることではなかったり、何となく行っていたことが実は犯罪に当たる行為だったりするそうです。

では、何をしたら犯罪なのでしょう。

そういえば、テレビでニュースを観ていると、たまに「えー!こんなことで逮捕されちゃうの?」なんてことありませんか?

そこには、ルールとかマナーとかの定義も関わってくるようです。

例えば、ゴミのポイ捨てはマナーとしては悪いことですが、マナー違反で終わってしまいます。一方、条例でゴミのポイ捨てを禁止している場所でゴミをポイ捨てすると処罰が定められていて犯罪になります。

犯罪とは「法律で定められていることに違反すること」ということになりそうです。

それでは、不倫は法律で定められていないのでしょうか。

不倫は犯罪?

不倫については法律で定められている刑法ではないので犯罪とは言えないようです。

もちろん、不倫しても罰則もありません。

不倫は犯罪ではありませんが罪は罪だと思いませんか?

不倫は不法行為

不倫は犯罪ではないため罰則もありません。

ですが、それは刑法での判断であり民法では違う判断が下されます。

不倫を法律上で言うと「配偶者のある人が、配偶者以外の異性と、自由意志で肉体関係を持つこと」とされています。

ここでのポイントは「肉体関係」を自由意志で持つこと。

自由意志とは、自分の意思が自分の自由で○○できると言うこと?

それでは、不倫は自分の意思で自由に配偶者以外の異性と肉体関係を持つということになりますね。

何だかますます許せない!そんな気がしてしまいます。

とにかく、不倫で重要なことは肉体関係を持つことであり、携帯のラインやメール、実際に会ってイチャイチャしてもラブラブな話をしていたとしても不倫ではないのです。

そして、プラトニックな関係は不倫の定義には含まれません。

ここで面白いことに気がつきました。

それは、不倫を法律上で言うと「配偶者以外の異性と」とあり、異性であり同性とは言われていないので妻なら女性と、夫なら男性とラブホテルに行っても不倫にはならないのです、何だか変ですよね。

同性愛は不倫には当たらない

不倫を法律的に解釈すると「肉体関係」があることが重要なようです。

もっと具体的にいうと原則として「異性間で挿入を伴う性行為があったこと」となります。そして、これを不貞行為とみなすようです。

だから、同性愛の関係は不倫とみなされないわけですね。

ですが、この同性愛の場合はあくまでも法律上の不倫ではないと言うことです。

不倫

法律上の不倫

法律上の不倫は、不法行為とみなされます。

え、さっき不貞行為と言わなかったっけ?

そうですよね、不貞行為と不法行為はどう違うのでしょう。

この、「不貞行為」と「不法行為」を整理すると

「不貞行為」は不倫で肉体関係を持った事実が絶対的な条件であり、「不貞行為」を法律上で言うと「不法行為」となり、民法では違法行為となります。

つまり、不倫は犯罪ではないけど、違法となり損害を賠償する責任を負わなければならないこともあるのです。

民法709条、710条のペナルティ

不倫は犯罪ではありません。

しかし、民法では立派なペナルティの対象となるのです。

不倫をしていることが、相手のパートナーにバレてしまい訴えられてしまったら民法に触れるので損害賠償を請求されることもあります。

不倫をされたパートナー(夫または妻)は不倫をされたためひどく傷つき悲しみ苦しみ、その精神的苦痛は大変なものになるはずです。

その精神的苦痛に対して、不倫をしてしまったパートナーと不倫相手は精神的苦痛を与えてしまったパートナーに損害賠償の支払いとして慰謝料を請求されることもあります。

犯罪ではないけど、民法に触れるので配偶者の権利を侵害したということで損害賠償を支払わなければいけないこともあるということを覚えておかなければなりませんね。

民法770条

そもそも、日本はどこかの国とは違い一夫一妻制度なので不貞行為があったという貞操義務の不覆行により不法行為とみなされるのです。

不倫は犯罪ではないから安心なんて思っていたら大変なことになりますね!

民法に触れることから不倫は立派な離婚理由になるようです。

離婚裁判で有利になる

例えば、夫が配偶者である妻を裏切り不倫をしていたとします。

ある日、この不倫が妻にバレてしまい、怒った妻は夫に「離婚よ!」と離婚を宣告します。ところが、不倫夫は不倫も楽しみたいけど、妻とも上手くやっていきたい欲張り男で離婚する気はさらさらありません。

離婚方法には、協議離婚、調停離婚、裁判離婚があります。

離婚の方法については、下の記事に詳しく書いてあるので参考にしてくださいね。

【関連記事リンク】離婚の手続き方法とは?離婚についての法律を知ることが鍵!

そこで、離婚を拒否している夫は協議離婚や調停離婚では合意するはずもなく離婚が成立しません。

ところが、裁判離婚に持ち込むと、夫がいくら離婚を拒否しても強制的に離婚が成立できる可能性が高くなるのです。

と言うのも、法律上の不倫は不貞行為であり法律で規定される5つの離婚事由に当てはまるからです。

離婚事由に当てはまると、離婚請求が認められる勝訴判決が得られやすくなります。

慰謝料支払請求できないケース

ここでは、不倫をしたのは夫として仮定して説明しますね。

夫が不倫をしていたとして、それが妻にバレてしまいました。

妻は怒り狂って離婚を申し立てています。

そして、不倫によって精神苦痛を受けたため、うつっぽい症状まで出てきているようです。

妻は弁護士に相談したようで夫に慰謝料の支払い請求をしました。

しかも、慰謝料請求の支払いは夫1人が対象ではありません。妻は夫の不倫が原因でうつ病まで発症してしまったため、夫とアバンチュールを楽しんだお相手の方までにも慰謝料を請求したいようです。

でも、夫は深く反省、2度と不倫や浮気はしないと固く誓います、そして、今後も妻との結婚生活を続けたいと強く願っています。

このようなケースは離婚を裁判まで持ち込んだとしても裁判に勝訴する可能性は弱くなってしまいそうです。

また、夫の不倫のお相手は、夫が既婚者だったことを知らなかったようです。

これは、真実かどうか証明のしようはありませんが、知らなかったとします。

このようなケースでも不倫のお相手には慰謝料を請求できないようです。

しかし、この夫が既婚者だと知らなかったというのはあまり信憑性(しんぴょうせい)があるとは言えませんね。

このように、不倫がパートナーにバレてしまっても慰謝料を支払わなくても済むケースは他にもあります。

そして、不倫の場合でも慰謝料を請求できるかどうかは微妙です。

ケースバイケースと言うこともあり、決定的な証拠がないとなかなか認めてもらえないのが現実としてあります。

「どうしても許せない、慰謝料をふんだくってやるんだ!」という人はパートナーの様子が怪しいなと思い始めたころから不倫の証拠を集めるようにしましょう。

離婚の慰謝料については下の記事に詳しく書いてあるので参考にしてくださいね。

【関連記事リンク】離婚の慰謝料は誰が支払う?|慰謝料の相場を紹介

不倫は犯罪ではない!

ここまで不倫のあれこれを見てきましたが、やはり不倫は犯罪ではありませんでした。

法律的に言えば「不法行為」に当たるということです。

民法なので罰せられることもありませんが、ひどいケースでは慰謝料を請求されることもあると言います。

精神的な裏付けには難しい問題があるようですね。

その辺の、微妙な加減は当人たちにしか分からないのではないでしょうか。

まとめ

不倫は犯罪ではないため逮捕されたり処罰されたりはしませんが、社会的制裁を受けることもあり、信用をなくして仕事にまで影響があるかもしれません。

ほんの軽い気持ちで不倫を楽しんでいたら、家庭も失い、信用も失い、仕事までも失い、お金も失い、とうとう健康まで失いかねません。

「不倫は文化だ」なんて言った芸能人もいるようですが、「不倫は不法行為だ!」と声を大にして叫ぶ必要があるようですね!

 

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