2020-02-02

国内初の死亡者も?新型肺炎コロナウイルス初期症状とは?|高齢者は注意

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国内初の死亡者も?新型肺炎コロナウイルス初期症状とは?|高齢者は注意

この記事の目次

ついに、《WHO、新型コロナウイルスで「緊急事態」宣言。》

現在、世界中を恐怖の渦に巻き込んでいる新型コロナウイルス患者が日本でも確認され衝撃が走っています。

新型コロナウイルスの発生源は中国の湖北省、武漢市ですが、最初の症例が確認されたのは昨年の12月12日でした。

この時期に中国国内では深刻な感染拡大が生じてないにも関わらず、たった1ヶ月足らずで日本にウイルスが持ち込まれたという深刻な状況に衝撃を隠せないようです。

そこで、この記事では、新型コロナウイルスの初期症状とは?新型コロナウイルスにかかるリスクが高い高齢者はどんな対策をすべきかについて解説してみました。

ぜひ、ご覧ください。

新型コロナウイルスとは

世界中に衝撃を走らせている新型コロナウイルスとはどんなウイルスなのでしょうか。

コロナウイルスは細胞や細胞膜はなく、増殖もしません。多数のウイルスを含む集団の総称で人間と動物に感染するようです。

人間が感染するコロナウイルスはこれまでに6種が確認され、その中の4種は風邪の病原体と言うことになります。この風邪となる病原体の症状は比較的軽く済みますが、他のコロナウイルスは幅広い呼吸器疾患を引き起こすとされています。そして6種のうちの残り2種にSARS「重症急性呼吸器症候群コロナウイルス」と、MERS「中東呼吸器症候群コロナウイルス」があります。

新型コロナウイルスはこれに続く、人間に感染することが確認された7つ目のコロナウイルスとなります。

新型コロナウイルスの初期症状

新型コロナウイルスの初期症状は、鼻水や咳、くしゃみ、頭痛や発熱など軽度な場合が多いようですが、場合によっては息苦しさなどの呼吸器症状があります。また、筋肉痛や倦怠感(けんたいかん)などが表れることも。

その後、呼吸困難や肺炎などの重度の気道疾患や腎臓機能の低下を引き起こすこともあるということです。

特に危険だとされているのは持病がある人や高齢者で新型コロナウイルスに関しても当てはまると示唆されています。

新型コロナウイルスの感染経路

日本で確認されている新型コロナウイルスの感染患者は1月28日時点では合計7人となっています。

そのうちの1人の患者はバスの運転手で60歳の男性でした。

この運転手さんは中国の武漢への渡航歴はありませんでしたが、武漢から日本に観光に来ていた人たちを乗せたバスの運転をしていたのです。

ところが、乗客に肺炎のような症状は見られなかったということです。

これは、無症状患者の人から人に感染をしていたことになりませんか?

つまり、感染経路は人から人だった可能性が強くなります。

本来の感染経路は、感染者がくしゃみや咳をしたときに飛ばされた唾などにウイルスが含まれていて、そのウイルスが別の人が口や鼻から吸い込んで感染する「飛沫感染」、感染した人がくしゃみや咳をするときに手で押さえ、ウイルスが付いた手でつり革やドアノブなどに触れ、そのつり革やドアノブを別の人が触りウイルスが付着する「接触感染」があります。

ウイルス感染の感染経路はほとんどの場合同じようですが、結核や水痘のように空気中に長時間、感染源が浮遊してこれを吸い込むことで感染する「空気感染」の能力は持たないようです。

無症状患者とは

刻一刻と状況が変わる中で発見された新型コロナウイルス患者の中には症状がない人がいたということです。

1月30日午前8時ごろに、国立感染症研究所より、新型コロナウイルスに関連した感染症3症例の報告がありました。1例が患者、2例が無症状病原体保有者だということです。

無症状病原体保有者と言うのは、症状は出ないがPCR検査が陽性だったものを言います。

※PCR検査とは⇒ 遺伝子検査

高齢者の感染症予防については下の記事に詳しく書いてあるので参考にしてくださいね。

【関連記事リンク】介護施設の高齢者がインフルエンザを予防するポイント6つを紹介!

新型肺炎コロナウイルス感染で重症化する人

今回の新型コロナウイルスでは、感染した患者は重篤な肺炎をもたらすことが報じられています。発生源である中国国内ではすでに100人以上の死者が出ているため「死に至る病気」であることは間違いないとされています。

ただ、死亡例の多くは60歳以上の高齢者、または、内臓疾患や高血圧などの病気があることも報告されています。

新型コロナウイルスは高齢者にハイリスク

高齢者は免疫力が低くなっていることから病気を引き起こしやすくなっているため新型コロナウイルスに感染する可能性も高くなります。

高齢者は新型コロナウイルスに限らず肺炎にかかると命に関わることもあるため、特に気をつけていただきたいと思います。

それでは、高齢者が多く生活している介護施設などでは感染症対策としてどんなことに気をつければ良いのでしょう。

手洗い

介護施設でできる感染症対策

世界中に悪影響を及ぼしている新型コロナウイルスは高齢者が感染すると重症化することから超高齢化社会である日本での打撃は想像を絶するものになることが予想されます。

高齢の方が多く生活する場である介護施設や老人ホームなどではどんな対策が必要になるのでしょう。

高齢者施設ができること

高齢者が暮らす介護施設や老人ホームには新型コロナウイルスに対するリスクが高いだけではなく、認知症を患っている人もいるため感染対策が困難になることが考えられます。

そうなると、流行期に入った場合は高齢者施設そのものを地域から隔離するなど感染者と接点が生じない方法を検討する必要もでてきそうです。

具体的にできること

・65歳以上の高齢者は肺炎球菌ワクチン接種を確実に実施したか確認

・面会訪問を制限

・介護職員は毎朝の検温、症状確認

・症状が疑わしい場合は仕事を休む

・入居者の外来通院は一時的に訪問診療で集約化する

・病院に行かなくても済む方法を地区医師会と申し合わせる

・集団感染が発生したら保健所等と相談する

中国で公表された死亡例は17人(48歳から89歳)で死亡された方の平均年齢は73.3歳、65歳未満の方は2人でした。(2020年1月23日現在)

これを国家衛生健康委員会の専門家は、「重症化し死亡する感染者の多くは持病を抱える高齢者」だと分析しています。

持病と言っても様々ありますが、持病に対して定期的に内服薬を必要としている方が該当すると言われています。

肥満もハイリスク?

また、呼吸器感染症においては肥満の人のリスクも高くなるようです。

2009年の新型インフルエンザにおける世界の疫学情報を取りまとめた研究では、喘息の人は健康な人に対して死亡リスクが1.7倍、心臓病では9.2倍、糖尿病では4.0倍、妊娠では1.9倍、ところが、高度肥満(BMI>40)では36.3倍と言う高さだったのです。

相部屋で待機?

今回の新型コロナウイルス感染問題が生じて、中国の武漢にいた日本人がチャーター機で帰国したのが1月29日のことです。

チャーター機で帰国した日本人は206人になるわけですが考えてみれば、その心境は複雑なものだったのではないでしょうか。何せ、故郷に帰る目的が感染症の検査になるのですから、気の重い帰郷となったことでしょう。

この日本人のうち、症状が出た人が13人で、その中の12人が入院。

症状が出なかった190人の人たちは、千葉県勝浦の「ホテル三日月」に滞在することになったのです。

ところが、そこでもまた問題が。

武漢から日本に帰国してホテル三日月で待機することになった日本人は190人になることから部屋数が足りないということで、ご家族以外の人の単身者は1部屋を共有する相部屋となってしまったようです。

この状況の甘さを批判する声が大分上がったようですが、なぜ、感染症の疑いがある他人同士を1部屋に封じ込めるような判断をしてしまったのでしょう。ホテルで相部屋となったのは約20組でしたが、そのうち2人が新型コロナウイルスに感染していたというから驚いてしまいます。

その後、相部屋となった人たちには症状が出ていないと言うことですが、油断はできない状況です。

また、受け入れ先となった「ホテル三日月」さんには全国から賞賛の声があがっているようです。

検査を拒否した日本人

この度の、新型コロナウイルスの感染が発生した中国、武漢市から日本人206人が帰国、検査を受けることになっていました。

ところが、その206人の日本人の中の2人が検査を拒否して自宅に帰るという非常事態が発生しました。

この報道をテレビで見ていた人は「え~、信じられない!何で勝手に帰っちゃうの?感染しているかもしれないのに~!」と思ったのでは?

だって、そうですよね。

すでに、検査を受けた人の中には無症状病原体保有者でコロナウイルスに感染している人が確認されているのですから、検査を受けずに自宅に帰ってしまった2人ももしかしたら感染している可能性だってあるわけです。

それにしても、こんなに大ごとになっている感染症だとされているのに検査を拒否できることにも驚きを感じてしまいます。

検査を受けなかった理由についてはネット上で「尿検査をすると不都合なことでもあるのでは?」「偽造パスポートだったのでは?」「検査するお金がなかったのでは?」などと様々な憶測がと飛び交ったようですが、現時点(1月31日)ではお2人の方は検査を受けるという申し出があったということで一安心ですね。

マスクの爆買いはやっぱり中国人?

現在、日本のドラッグストアから姿を消してしまったマスク。

新型コロナウイルスの感染予防にはマスクの使用や手指消毒剤の効果が期待できるとしてドラッグストアやスーパーでは品切れ状態が続いています。

そして、大量購入したマスクをフリマアプリの「メルカリ」等で高額転売され、購入したい希望者からは批判の声があがっているのだとか。

たくさん購入する人はやはり日本在住の中国人が目立つようで、10箱から20箱は購入するケースがあるとして1人につき1箱までという購入制限をする店舗もあるようです。

売ってなければ手作りすればいい!

マスク

参照:ぎゅってweb

新型コロナウイルスの感染を防ぐために効果があるというマスクを子どもに買ってあげようとドラッグストアやスーパーに行ったら売り切れで買えなかった。

そんな人はマスクを手作りしてみませんか?

手作りマスクキッドは手芸店で購入できるようです。

可愛いお子さんのために可愛いマスクつくってあげてくださいね!

WHOが緊急事態宣言

ついに、WHO(世界保健機関)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言しました。

これは何を意味するのでしょう。

緊急事態だと宣言したのは、もちろん、このまま放置しておくと大変なことになると国際社会に対しての警告になります。

今回の、新型コロナウイルスの感染症の対策を先んじて行っている国には欧米や日本があります。日本では、新型コロナウイルス感染症を指定感染にするなど様々な手を打っています。

それに引き換え、途上国の中には新型コロナウイルス感染に対して何の対策を行っていないところがあるようです。

そこに警告するのと同時に、そのような国に対して国際社会の協力を促すのが今回の非常事態宣言の目的になるということです。

日本で今できることは、今回の新型コロナウイルスに感染した人たちはみんな武漢に関係している人たちなので武漢に関する人たちを中心に対策を取っていく方針だということです。

新型コロナウイルスの現時点(2020年1月31日)

今日の時点で21ヵ国、9776人の新型コロナウイルス感染症患者が確認されたと報告されています。

日本では昨日の1月30日時点で14人の人が新型コロナウイルスに感染しているという報告がありました。

まとめ

現時点で新型コロナウイルスに有効だとされるワクチンはありません。

そのため、くしゃみや咳などの飛沫から感染すると言われていることで、このような症状がある人は周りの人にうつさないようにマスクを着用して咳エチケットを心がけましょう。

また、人が触ったところからウイルスが広がり感染する危険性もあるので手洗いもこまめに行うようにしましょう。

高齢の方で体調が優れない、元気がないなど、いつもとは違う症状が長引くようなら、早めに受診するようにしてくださいね。受診の際にはマスクを忘れずに!

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