2020-05-05

卒寿は何歳のお祝い?卒寿の由来や色を海外の長寿祝いと合わせて解説!

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卒寿は何歳のお祝い?卒寿の由来や色を海外の長寿祝いと合わせて解説!

この記事の目次

日本は長寿の国として知られています。

そして、その長寿を祝う風習があるのですが最近の人にはあまり知られていません。

たとえば、今日ご紹介する卒寿(そつじゅ)もそのひとつではないでしょうか。

長寿を祝う年齢は60歳の還暦を始め100歳を過ぎた年齢まであります。

ということは、卒寿はまだまだ通過地点で若い?(笑)

そこで、この記事では長寿祝いのひとつ、卒寿にターゲットをしぼって解説したいと思います。

ぜひ、ご覧くださいね!

卒寿とは

卒寿とは90歳の長寿を祝う儀礼です。

今年、卒寿をお迎えになる方の生まれ年は次のようになります。

【数え年:1931年(昭和6年)未(ひつじ)】

【満年齢:1930年(昭和5年)午年(うまどし)】

数え年とは

数え年も最近の方はあまり聞きなれない言葉ですよね、「あなた、数えで何歳?」と突然聞かれても答えに困ってしまうでしょう。

数え年というのは、生まれた時にはすでに1歳と考え、さらに新年のお正月がくると誰でももれなく1歳年をとり2歳に。

たとえば、12月31日の夜遅く生まれてすぐに1歳になったというのに数時間後には2歳になってしまうという理不尽な?年の数え方になります。

それに、年を取るタイミングがずれてしまうことがあり、通常は「満年齢+1」と計算しますが、「満年齢+2」と計算しなくてはならないこともあるようです。

何だか、面倒ですよね。

満年齢とは

こちらも、改めて「満年齢で何歳?」なんて言われても分かりませんよね。

満年齢とは、通常私たちが使う年齢の意味で、誕生日がくるごとに1歳ずつ増えていくことです。

断然、満年齢の方がお得ですよね!

長寿のお祝い年齢は、数え年で祝う人と満年齢で祝う人がいるようですが、最近では満年齢でお祝いする人が増えているようです。

卒寿が90歳の祝いである由来

長寿のお祝いは60歳の還暦から始まり100歳を超える年齢までたくさんあります。

その種類は下の記事に詳しく書いてあるので参考にしてくださいね!

【関連記事リンク】傘寿88歳のお祝い方法、プレゼントのマナーやおすすめプレゼント7選

そして、その呼び名ひとつひとつに由来があります。

卒寿の由来は卒という字に。

卒という字を略すると「卆」となり、上と下で見事に九十になります。

だから90歳のお祝いを卒寿にしたのですね!

卒寿のお祝いは昔から?

日本が長寿国と言われて久しいですが、実は日本が長寿国となったのは意外なことに戦後となってからのようです。

長寿の秘訣はやっぱり食事バランス。

ほんの70年程前の日本では「人生50年時代」だと言われていて戦後の豊かな食事バランスが長寿国、日本を作り上げたようです。

世界の平均寿命

ちなみに、1900年頃の世界の平均寿命

・アメリカで47歳

・イギリスが50歳

・フランス47歳

・インド24歳

そして日本は44歳だったということですからいかに短命だったか分かりますよね。

もちろん、医療の発達などもありますが日頃の食事バランスが重要だということです。

長寿祝いはいつから?

昔の平均寿命が低かったのは日本ばかりではありません。

日本に大きな影響を与えた中国でも昔は短命で50歳を超すまで長寿でいることは難しかったようです。

そのため、中国でおこなわれていた長寿祝いの還暦や古希が奈良時代より伝わり日本でも貴族の間で流行しました。

もっとも当時は、数えで40歳を祝う「初老の賀」がはじまりで以降10年ごとに無病息災を祈るお祝いとされていたようです。

それ以降の室町時代、江戸時代からは一般市民にも定着していったと言われています。

卒寿

海外にも長寿祝いはあるの?

長寿をお祝いする風習は日本だけなのでしょうか?

世界の長寿祝い、ちょっと気になりますね。

では、どんな国がどんなお祝いをしているのでしょう。

本家本元・中国では

実は、日本の長寿祝いの風習は中国から来たと言われています。

長寿祝いでも60歳のお祝い還暦は中国では「花甲(かこう)」というそうです。

お祝いの贈り物は何か品物をプレゼントするのではなく、紅包(ホンバオ)というご祝儀袋に現金を入れて渡します。

中国では還暦の60歳に限らず、これからの長生きを祈って誕生日には麺料理を振舞ってお祝いするそうです。

誕生日には長生きできる麺、長寿麺でお祝いすることが定番に。

韓国では

韓国は日本より中国との関りが深いですよね。

そのため、韓国でも長寿祝いはおこなわれています。

韓国の還暦のお祝いでは、豪華な食事会や、ときには宴会場を貸し切りにして大勢でお祝いすることもあるようですよ。

記念写真を撮ったり、家族旅行に出かけたりと日本と変わらないお祝いですね。

そんな中、韓国でも深刻な高齢化社会を迎え年々、長寿祝いを質素にする形も増えてきているのだとか。

そこでもやはり、日本と同じように長寿者の喜びそうな贈り物をする、ご祝儀を包むという方法がとられているそうです。

タイでは

タイでも長寿祝いの習慣はあります。

日本と同じ還暦からのお祝いになりますが、その後は72歳、84歳、96歳となり12年ごとに祝うようです。

長寿祝いでもっとも豪華に祝うのが72歳

タイの長寿祝いは日本とは異なり、宗教的な意味が深くかかわります。

長寿を祝う日には寺を訪れたり、僧侶に来ていただき仏様に感謝をお伝えするようです。

その後に、盛大なパーティーを催してお祝いをします。

お客様は贈り物を用意しますが、長寿者に合わせた品物を持参する習わしがあるため日本のような定番ギフトはありません。

イギリスでは

イギリスでは50歳を過ぎると長寿と見られるのでしょうか。

50歳以降の10年ごとの誕生日には特別なバースディパーティがおこなわれるそうです。

50~90歳を過ぎ、100歳の誕生日にはイギリスの女王、エリザベス女王からメーッセージカードがプレゼント、さすが、気品高い国!

そして、そのメーッセージカードは100歳以降毎年届けられるので、メーッセージカードの数が長寿の証となるのだとか。

お祝いの方法はご家族でパーティーをすることがもっともポピュラーですが、贈り物には特に決まりはなく、イギリスの人はサプライズでお祝いを!

長寿者が驚きそうなプレゼントを贈ってお祝いすることが好評だということです。

フランスでは

フランスでは、とくに長寿だからとお祝いする形式はないようです。

20歳を過ぎる10歳ごとに大きなお祝いがありパーティーをおこないます。

そして60歳では長寿という位置づけではなく10年ごとのひとつの区切りの年齢として祝うようです。

また、お祝いをするのは家族や周りの人ではなく、本人が催して家族や友人、職場関係の人たちを招きます。

10年ごとに成長した姿を披露して、それまでかかわってくれた人たちへの感謝の気持ちを現す日となるようです。

ドイツでは

ドイツで1番盛り上がるのはやっぱり、還暦の60歳!

60歳を過ぎる70歳、80歳と10年ごとの節目でお祝いをするようですが日本と同じように60歳の還暦祝いは盛大なパーティーが催されるようです。

ドイツもフランスと同様、主催するのは本人。

招かれたゲストはプレゼントを用意しますがとくに決まりごとはありません。

また、誕生日などのお祝い事をとても大切にする習慣で、お祝いに行けなかった場合は電話やメッセージカードを贈り、お祝いする気持ちを伝えるそうです。

素敵な習慣ですね!

アメリカでは

日本と同様に60歳になったお祝いを盛大におこないます。

アメリカの60歳の長寿のお祝いはダイヤモンド記念日。

ダイヤモンド記念日にはダイヤモンドをプレゼントと合わせてパーティーを催すのだとか。

ダイヤモンドをプレゼントにするのでしょうか、豪華ですよね。

ちなみに、50歳の記念にはシルバーコインを贈る風習もあり、シルバーコインの次はダイヤモンドと60歳の誕生日までがワクワクするらしいですよ!

卒寿の色は何色?

長寿祝いのそれぞれにシンボルとなる色があります。

60歳の還暦では赤いものをプレゼントすると定番になっていますよね。

それでは、卒寿の色は何色なのでしょう。

卒寿のシンボルカラーは紫色

還暦の赤いちゃんちゃんこは有名ですが、意外と卒寿のシンボルカラーは知られていません。

90歳のお祝い、卒寿では紫のちゃんちゃんこを着て紫の大黒頭巾をかぶってもらいましょう。

なぜ、卒寿のシンボルカラーが紫になったかといと、紫色が持つ特別な意味があるからです。

大昔の貴族の冠位は紫色が使われ最上位の地位だとされていました。

また、仏教の世界でも紫の衣を身に着けることができたのは最高位の僧侶とされていたそうです。

このような習わしが一般にも広がり、紫色は気品や風格の備わった色として尊ばれるようになったとされています。

また、紫色の持つイメージが緊張や不安を癒し、穏やかな気分を与えるということが先人たちの経験から伝わり、紫のものをそばに置くと心穏やかになるとされていました。

卒寿の色は白?

一方、卒寿のお祝いは白だとも言われています。

白には純粋無垢、また神聖な色という意味が。

卒寿をお祝いすることは90歳まで長生きしてくれたことに対しする敬意を表すことなのでとくに色にこだわることはないと言えそうです。

できれば、長寿者ご本人の好きな色でお祝いしてあげることが最適ですよね。

卒寿のお祝い、注意するポイント

卒寿をお祝いすることは大変素晴らしいことですが、90歳といえばかなりのご高齢。

どんなことに注意したらよいでしょう。

ポイント1.長寿者の体調

卒寿のお祝いで1番注意しなくてはならないのがご本人の体調です。

お祝いをするために、どこかお店を予約したり招待するお客様を決めておくこともあるでしょう。

ですが、長寿者の体調は日々安定していません。

昨日までお元気だったのに、当日になって急に体調を崩すことも予想しておかなくてはなりません。

そのような場合は、無理をせずお祝いを取りやめる決断も必要に。

ポイント2.長寿者が喜ぶお祝いを

卒寿のシンボルカラーは紫色か白とされていますが、ご本人が喜んでくれるものでお祝いすることが大切。

最近では、とくに色にこだわりがないようです。

贈り物やプレゼントはご本人の好みのものでお祝いできたらいいですね。

ポイント3.長寿者が望んでいるか

お祝いを長寿者が本当に望んでいるかいないかも気になるところです。

お祝いは誰でも嬉しいものですが、あまり仰々しい(ぎょうぎょうしい)ことを嫌う人もいます。

また、遠慮する方もいるでしょう。

家族で催すなら、ご本人の意向を重視してあげることも大事です。

とくに大げさなお祝いをしなくても、家族だけでお祝いして差し上げることでも喜んでもらえるのではないでしょうか。

まとめ

今日は90歳の長寿祝い卒寿をみてきました。

日本の平均寿命をはるかに超える90歳。

心から敬意を感じますね。

卒寿の由来は「卆」という字から来ているようですが、筆者はてっきり卒業するという意味だと思っていました。

いったい、何から卒業するのでしょう(笑)

また、卒寿のシンボルカラーは紫色・白ですが、最近ではとくにこだわることはないようです。

もし、ご本人が紫色や白がお好きなら贈り物を卒寿色にするのも喜んでいただけるでしょう。

そして、日本以外の国でも長寿を祝う習慣がありました。

各国、長寿者を敬う気持ちは同じなのですね。

日本は、長寿国として有名ですがこれからは長寿者を敬う国として有名になれるように若い世代の方に頑張っていただきたいと思います!

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